最高に優秀な社員はこんな意識を持って動いている!?

ビジネスマンたるもの、いつまでも平社員ではなく、優秀な人材になろう!…
と常に上を目指し、日々努力を続けている人が多いのではないでしょうか。

そこで「人と同じことをしていてはダメだ」、「自分は他のやつとは仕事の仕方が違うんだ!」と、焦って必死に自分だけの「オリジナリティ」を出そうとしていませんか?
そうする前に身につけるべき、とても大切なことがあります。
今、大企業の経営責任者となっている優秀な人達は、一体何を意識し、どのように動いていたのでしょうか。




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最高に優秀な社員はこんな意識を持って動いている?


優れた人の真似をする…
これは、仕事力を高める最善の方法です。

もっとも「真似するならこの人だ」と確信できる人は、なかなか身近には見つからないものです。
「この人だ」と思う著者の本を読み、その人を真似ても限度があります。

なぜなら、本から学べることは、著者が自身の経験をもとに体系立てた基本的な考え方やテクニックにとどまります。
その考え方を応用したり、テクニックを活用したりして、仕事力を高めるためには、自らの経験を通して習っていくしかないのです。

これまで世界でもっとも成功したビジネスパーソンというと、スティーブ·ジョブズの名前を思い浮かべる人は多いでしょう。
彼は大学を中退して興したアップルという会社を、創業者でありながら後に追われてしまいます。
しかし、その後もいくつかの起業で成功を収め、アップルに復帰して、会社をさらに躍進させました。
みなさんもご存じの通りです。

一方で、相当なワンマンだったという話もあり、人間性に多少の問題があったことは否めないようです。

象徴的なエピソードとして、つきあっていた女性に子どもができたとき、「自分は彼女と結婚すべきか?」と周りに聞いたというのですから、一度は会社を追われただけの理由が、彼には確かにあったのでしょう。

ジョブズのような成功例は、例外中の例外です。
ビジネスパーソンが、彼についての本をむさぼり読んで、彼を真似て、彼のやり方を自分のものにするのは不可能だといっていいでしょう。

では一体、何から学べばいいのか?…
出来上がった「組織」に身を置いて、「組織」から学ぶことが一番正しいのです。
「ウエスト·ポイント流 最強の指導力」の中で、著者のL・R・ドラーンはこういっています。

長年にわたるウエスト・ポイントの伝統のおかげで、士官候補生は次のように真剣に聞く習慣を身につけさせられる。
新入生が上級生や将校に質問されたとき、許される答えの選択肢は四つだけに限られている。

それ以外の言葉を口にすれば、たちどころにこんな質問が飛んでくる。
「君、君の四つの返答は何と何だったかね?」
その問いに対する答えはただ一つである。

「はい、私の答えは「はい」「いいえ」「申し訳ありません」「わかりません」です。
新入生がいっていいとされているのは、これがすべてなのだ。

ウエスト・ポイントは、世界最強といわれるアメリカの陸軍士官学校で、200年の歴史を誇ります。
マッカーサーやアイゼンハワー、財界ではコカ・コーラ社など大企業の経営責任者を数多く輩出しています。

ウエスト·ポイントに集まるのは、優秀で自信に溢れた、未来のリーダーと目される学生たちばかりです。
しかし、そこで彼らが何よりもまず徹底的に叩き込まれるのは、上司に従い、上司の指示を完璧に遂行することなのです。
それを「前時代的だ」と思ったのなら、あなたは「フォロワーシップ」の重要性をまったく理解していません。

では、その「フォロワーシップ」とは何か?と問われると、フォロワーシップがリーダーシップの始まりなら、フォロワーシップの始まりはゼロに戻ることである。
つまり自分が何も知らないことを自覚し、より大きな存在へと鍛え直される可能性に向けて心を開くことだ。

具体的にいうと、部下は上司の指示を間違いなくクリアすることが求められ、失敗した場合、いかなる理由があっても言い訳は許されません。
そうして自分を「無」にし、「私心」を排したところから、より価値ある自分への成長が始まるのです。

単に指示待ち人間をつくるだけではないか?…
オリジナリティが育たない?…
確かに最近は「自分らしさ」とか「オリジナリティ」といった言葉がもてはやされる傾向がありますが、少なくとも新入社員や若手社員にそんなものはまったく必要ありません。

何よりもまず「フォロワーシップ」を身につけるべきです。
フォロワー、つまり部下の仕事は、「上司の命令を完全にやり切る」ことです。
そして、それを最後まで自分の力でやり切ることです。

私心を排し、会社を動かす歯車の一つとして、完璧に役割を全うする…
そうしてフォロワーシップを学ぶうちに、社員の中には、自分が会社という組織の一端を確かに担っているのだという実感が湧いてきます。

自分が会社を支えている…
この意識がある人は、会社の期待や要求を無視して、個人的な利益を上げることを優先したり、上司の評価ばかり気にしてゴマスリに精を出したりするようなことは決してしないのです。

たとえ不公平に思える出来事が身に起こったとしても、くじけることなく、不公平な条件下で最大限に最高のものをつくり上げていく…
フォロワーシップを身につけた人は、いかなる状況でも、”突破口”を切り開いていくことができるようになります。

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