なぜ「チラシ」は黄色の紙に文字が書かれたものが多いのか?

特に週末や祝日の前になると、大量に入ってくる新聞の折り込みチラシ…
カラー写真がふんだんに使われた住宅メーカーからカーディーラーのチラシ、パチンコ店の新装オープンを知らせるチラシetcと、「チラシは見ていて楽しい」という人は多いかと思います。

そんな中でも多くの人が一瞬手をとめて見てしまうのは、やはりあの「黄色」をふんだんに使った安売りチラシなのではないでしょうか?
スーパーの安売りの宣伝などで使われることが多く、カラー写真が載っていないいわゆる「1色刷り」のチラシのインパクトは大きいものがあります…

ではなぜ、安売りのチラシは黄色を使ったものが多いのでしょうか?…
それは、黄色には注意を呼びかけて、人に注目させる効果があるからなのです。

カラー写真もふんだんに使われているたくさんの折り込みチラシの中で、安売りの黄色いチラシに自然と目がいってしまうのは、このためでもあるのです。

そして黄色にはまた、安っぽい印象を与える効果もあります。
それを逆手にとって、黄色いチラシは掲載されている商品を価格以上に割安で、お得な雰囲気を暗にアピールすることができるというわけなのです。

景気の悪化で財布のヒモもますます固くなる中、消費者は1円でも安い商品を求めています…
そこで、黄色いチラシにこれでもかとばかりに「特売バナナ88円!」と大きく書かれていれば、どんなキャッチコピーよりも消費者の胸に刺さるのですね。

ちなみに、この黄色と同じように「赤」にも人の目を引く効果があります。
活発で躍動感あふれる印象を与える赤には消費者の購買意欲をあおる効果もあるのですが、黄色とは違ってチープなイメージはついてきません。
その証拠に、格式高いデパートでもセールの時期には店内に張り出される「SALE」の文字には赤が採用されていることが多いかと思います。

エッジの効いたビジネスマンであれば、このようなカラーの使い分けもマスターしておく必要があるでしょう。

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