昼食が終わり、午後一番の仕事に取り掛かる前や、徹夜をして勉強をしようとする前に、「よし、コーヒーを1杯飲もう!」とよく言っていませんか?
コーヒーは眠気覚ましに効果がある、とよく言われています。
長年やっている人も多いかと思いますが、では実際のところ本当に効果があるのでしょうか?
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コーヒーは眠気覚ましに効果がないって知ってた!?
昼下がりというのは、どうしても眠気に誘われがちです。
そんなときはカフェインが一番、とコーヒーをがぶがぶ飲みながら午後の仕事に勤しむ人は多いでしょう。
けれど実際のところ、睡魔とのし烈な戦いにおいて、コーヒーはどこまで効果的なのでしょうか?
実は眠気を覚まそうと思ったら、コーヒー1杯のカフェイン量ではとても足りないのです。
そのくらいの量では、むしろリラックスしてしまい、逆効果にもなりかねません。
コーヒーが眠気覚ましに効くという俗説は、私たち日本人がまだコーヒーを飲み慣れず、カフェインに対する免疫があまりなかった時代に生まれたものという話もあるくらいなのです。
もちろんカフェインへの耐性には個人差がありますが、コーヒーで眠気を覚ますには、基本的には濃いエスプレッソを最低4杯は飲まなければ、効果は見込めないでしょう。
ただし、日ごろあまりカフェインをとっていない人や、小さなお子さんなどは、少量のカフェインでも過剰に反応してしまうことがあるので要注意です。
それに、カフェインは胃を刺激しますから、空腹時に飲み過ぎるのも良くないのです。
そのため覚醒効果を狙うのであれば、コーヒーよりもカカオをたっぷり含んだココアの方が良かったりするのです。
ココアの原料であるカカオには興奮作用を持つテオブロミンという成分が含まれています。
カフェインと違って利尿作用の弱いテオブロミンなら、たびたびトイレに立って集中を削ぐこともないといわれています。
つまり、徹夜で仕事や勉強をする際などは、コーヒーよりもココアの方が向いているわけです。
ただ、食後にコーヒーを飲むのは、健康にいい習慣でもあります。
コーヒーの苦味のもとであるタンニンやカテキンは、中性脂肪の上昇を抑える働きがあるからです。
コーヒーは眠気覚ましよりも、仕事や勉強に疲れた際のリラックスタイムに味わうのが正解かもしれませんね。
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