歯磨きはすればするほど、虫歯になりにくい気がしますよね。
しかし、1日3回も磨くのはめんどくさいし、寝る前は必ず磨くとして、せめて昼食後の後は磨くようにしよう!…
と思っている人は多いのではないでしょうか。
そして昼食後すぐに歯磨きすることを習慣づけている。
しかし、まさかの食後すぐの歯磨きはあまり良くないという事実が発覚したのです。
Sponsored Links
歯磨きを食後すぐするのがダメな理由を意外と知らない件
昼休みの終わりに、歯ブラシ片手にトイレの洗面台へ向かう人が増えています。
午後からの仕事に向けた口臭対策として、これはデキるビジネスマンにとって当然のたしなみと言えるでしょう。
何より、誰しも子どものころから、 「食べたらすぐ歯を磨きなさい」と教えられてきたはずです。
エチケット面もさることながら、虫歯を予防するためにも毎食後の歯磨きは徹底したいところです。
しかし、歯磨きは「食後すぐに」が 正解なのでしょうか?
いえ、食後しばらくは唾液が出やすい状態にありますから、これを洗い流してしまうのは、むしろ歯の健康上、マイナスであることが最近の研究から判明しているのです。
そもそも唾液には虫歯を防ぐ成分が含まれていますから、糖分や炭酸を摂取したあとはとくに、口の中が酸性に傾きます。
一般的にペーハー値5.5で、歯の石灰質が溶け始めるとされていますが(平常時は6.7前後)、唾液にはこれを中和する作用があります。
また、唾液には石灰質を修復するミネラルが含まれているため、唾液の量が多い人は虫歯になりにくい傾向があるほど。
ですから、食後30分以内はむしろ歯磨きを控えた方がいいのです。
食事によってせっかく大量に分泌された唾液を洗い流してしまうのは、歯の健康を損なう行為に等しいといいます。
では、虫歯を食い止めるためには、どのような習慣を心がければ良いのでしょうか?
実はやり方によっては、歯磨きは1日1回でも良かったりするのです。
理想的には就寝前、歯科医師の指導に基づいた正しいやり方で10分以上かけて磨くことを徹底すれば、それで十分だったりします。
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間プラシなども駆使して行えばより効果的です。
とはいえ、汚れを100%落としきることは難しいので、3カ月に1度、歯科検診を受ければ万全です。
歯磨きのあとに洗口剤で口内をゆすぐのも、非常に効果的だといいます。
食後すぐに歯を磨くことは長年の習慣だが、医学の進歩によってセオリーは変化するのです。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。