ロシアは「ゴキブリ型ロボット」を開発している?!

2015年にロシアの研究機関は四輪バイクを運転する人型戦闘ロボットのデモ画像と動画を公開しました。
この人型ロボはバイクの運転が可能で、銃を持ち発砲することもできるといいます。

まさに、リアルターミネーター…
ただ、残念ながら人工知能で動くわけではなく、技術者の遠隔操作が必要だそうです。
このデモにはなんとプーチン大統領も視察に訪れており、ロシアの本気度を垣間見ることができました。

しかし、公開された動画を見る限りでは、四輪バイクにまたがった人型ロボがトロトロと短い特設コースを安全運転しているだけで、視察するプーチンの顔もどこか憂いを帯びている気がします…

この動画を見た世界のネットユーザーからは、「これって単純に四輪バイクを遠隔操作してるだけだよね?」や「正直、自動車メーカーが開発している自動運転車の方が遥かにレベル高い」、「これがロシアの技術の集大成なのか?レベルが低すぎて笑える」などといった冷ややかなコメントが寄せられており、「プーチンを怒らせた開発担当者の生存が危ぶまれる」と、なぜか開発者の安否を心配する声も見られました。

思いがけず、世界中から失笑されてしまったロシア版リアルターミネーターですが、どうやらロシアは本気でロボット軍の創設を目指しているようで、ロゴジン副首相はインターネットメディアの取材に対して次のように語っているのです。

「2020年に向けた装備計画の進捗に従い、ロシアは欧州で最も現代的な、質において米軍をも凌駕する軍隊を手にする。ロシアは全く新しい戦略ミサイルを持ち、新たな航空部隊を擁する即応機動戦力を持ち、新たな射撃兵器を持ち、新たな走行車を持ち、非常にロボット化の進んだシステムを手にする。(中略)我々は、ロボット化された装備システムの開発に力点を置く。もはや軍人は、自ら戦うのでなく、オペレーターとして軍用ロボットを操縦する、ということだ」と。

ロゴジンの発言を証明するように、ロシア軍のロボット開発プログラミングには、2020年までの軍備増強資金として20兆ルーブル(約28兆円)という莫大な予算が割り当てられています。
この資金を使って、リアルターミネーターの他にも兵士に超人的な力を与えるパワードスーツの開発や人間の脳波を使ってロボットを動かすプログラムの開発、自動操縦が可能なドローン戦車の開発などを予定しているといいます。




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ロシアは「ゴキブリ型ロボット」を開発している?!



ロシア版リアルターミネーターが公開されてからわずか3ヶ月後、再び驚きのロボットが開発されたとロシアの研究機関から情報がもたらされました。
それはなんと、ゴキブリ型の偵察ロボットを開発したというのです。

このロボットは、長さ4インチ(約10センチ)ほどで、各種内蔵センサーによって光や障害物を検知し自律行動をとることができるようになっており、移動速度は秒速31センチと本物のゴキブリさながらの速度で動き回ることができるのだとか…

このロボットのモデルになっているのは、中央アメリカと南米に棲息している世界最大のゴキブリ「オオメンガタブラベルスゴキブリ」で、体の大きさやデザインがそっくりなのはもちろんのこと、研究者が2ヶ月を費やして動きまで完全コピーさせたといいます。

なお、このゴキブリ型ロボットを偵察用と説明したが、開発者は「軍事目的として開発してはいない」ことを強調しています。
それでは、なぜロシアには棲息しないオオメンガタブラベルスゴキブリをモデルにしているのか、2ヶ月もかけて動きを完全コピーさせた意
味はあるのか疑問が残るところです。

このゴキブリ型ロボットにはロシア軍が関心を示しており、今後は小さなカメラを装備させることも決定しているため、軍事目的の偵察用ロボットであることはまず間違いないでしょう。

リアルターミネーターに続いてゴキブリ型ロボットまで開発してしまったロシア…
これがロボット軍の兵隊かと思うとバカバカしい気もするが、実は昆虫型のロボットの開発は世界各国で行われており、アメリカのカリフォルニア大学もすでにゴキブリ型のロボットを発表しているのです。

すなわち、近い将来、ゴキブリのような昆虫型ロボットが、各国でスパイ活動をする日がやってくるかもしれませんね。
想像しただけで、思わず背筋に冷たいものが走りますが…

ちなみに、ロシアのゴキブリ型ロボットを見たアメリカのネットユーザーは、「アメリカにはこいつらを捕まえる犬型のロボがいるから安心」や「アメリカではゴキブリロボを見かけたらすぐに踏み潰されると思う」など、これまた冷ややかな反応を示しています。




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