詐欺の心理テクニックはビジネスでも応用できる!?

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昨今、様々な詐欺が横行しています。
今に始まったものではありませんが、「振り込め詐欺」や「ワンクリック詐欺」、フィッシング詐欺」などという言葉は耳にした人も多いでしょう。

果たして、そのような詐欺商法には、どのような心理テクニックが隠されているのでしょうか?…
ここでは悪用は禁止ですが、詐欺の心理テクニックはビジネスでも応用できるのかどうかも視野に入れて考察してみたいと思います。




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詐欺の心理テクニック



テレビや新聞で詐欺事件を報道していますが、それでも「振り込め詐欺」や「ワンクリック詐欺」などの被害はあとを絶ちません。
多くの人が気をつけているはずなのに、被害者が続出するのはなぜなのでしょうか。

詐欺商法では「限定商品」に高い価値を感じる心理作用「希少性(きしょうせい)の法則」を利用して購買意欲を揺さぶるということがあります。
この点は一般のビジネスでも応用が可能な心理テクニックと言えるでしょう。

また、アダルトサイトに関する詐欺では、「公表されたら社会的地位を失うかもしれない…」という、不安や恐怖から説得効果を高める「恐怖訴求」という心理作用を利用して揺さぶりをかけてくるのです。

騙しの心理テクニックは様々だが、被害者に共通しているのは、「自分が詐欺に合うはずがない」と思い込んでいる点なのです。
自分には関係ない…という「傍観者(ぼうかんしゃ)効果」に近い心理作用が働くと注意力が分散し、また誰かに助けを求められても周りに大勢の人がいると、「誰かが助けるだろう」と思ってしまうのです。
何よりもまずは誰もがターゲットになる可能性があると用心することが、詐欺に騙されない秘訣なのです。




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振り込め詐欺の心理テクニック



以前はオレオレ詐欺などと呼ばれていたましたが、家族や身内にみせかけて、「交通事故の示談金が必要なので、すぐに現金を振り込んでくれ」などと要求する手口から「振り込め詐欺」と呼ばれるようになりました。

本人になりすまし、電話口で「お母さん、大変なことになった。相手にけがをさせてしまって…」などと、泣きついたり、警察や弁護士役など複数の人が登場する劇団型の手口など、手の込んだケースが続出しています。

人間は警察や弁護士、公共的な機関などに対しては、国家権力を連想するため、「支配」の心理作用が働いてしまいます。
町で警察官に職務質問をされて、訳もなくおどおどしてしまうのは、支配と服従の心理がしみついているからなのです。

心理学者のフィリップ・ジンバルドーが行った刑務所に模した看守と囚人の役割分担の実験では、看守役の人間は支配者のようになり、囚人役は看守に従順になったと言います。
振り込め詐欺はこの服従の心理と「恐怖訴求」を巧みに利用した手口だと言えるでしょう。

このような詐欺の心理テクニックは、ビジネスでの応用は難しいと言えるでしょう。
やはり詐欺からは、ビジネスにおいて自分が詐欺に合わないようにどうするべきか?…
ということを学ぶことしかできないようですね。

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