明らかに自分よりもルックスが劣っている…
また女性にも自分の方が優しい…
ほとんどの部分で勝っている自信がある男性が、自分よりモテるということはないでしょうか?
「え、なんでアイツがモテるの?」…
と、女性の見る目を疑ったことはないでしょうか。
しかし、そこには女性と男性で異性を見る目が違うことが原因だったのです。
それでは女性は男性のどういった部分を見ているのでしょうか?
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女性は一点集中型!?
ムードも女性が欲しているものの一つです。
女性というのは、男性と違って、もともと目を閉じる習慣があります。
しかし目を閉じるのは「見ない」ということではなく、まぶたの裏側に別の映像をつくることなのです。
それは現実を消して、想像に身を委ねることといってもいいでしょう。
たとえばキスするにしても、目の前にいる現実の男性ではなく、理想の男性の映像をまぶたの裏に描いているかもしれないのです。
ムードというのは、語源的には「ほの暗い」、「うす暗い」という意味です。
女性は真っ暗でもダメ、明るくてもダメで、その中間に身を置こうとします。
あいまいで不確かですが、そこはすべてがはっきりしないことで、より自分の思い描くものをふくらますことができるのです。
そのような「よくわからないもの」につきあう気がまえがないと、女性の特性を理解することはできません。
よく「あの課長さんステキ!」と、職場の女性社員たちが盛り上がっているのを聞きます。
どんな男かと見てみると、ムスッとした風采のあがらない中年男…
男性からすると「なんであんなのがいいのか。俺のほうがよっぽどいいだろうに…」などとひそかに思うことがあるものです。
こういうとき、女性の鑑識眼を「たいしたことない」と軽べつするのは禁物です。
女性が男性にとって理解しがたいのは、まさにこの点に起因しているからです。
女性たちが「ステキ!」といって騒いでいる男性を見て「なんだ、あんな男」と思う男性は、女性が好む要素を客観的に決定できると思っているのです。
つまり「俺はあいつよりもいい大学を出て背も高いしルックスもいい、女にだって優しい。その俺に比べれば、同い年のくせして、髪は薄くなってるし、女にはめったに口もきかぬ無粋な男だ。そんな男に女がキャアキャアいうのは、見る目がない証拠だ」…
という論理になってしまうのです。
男性は女性にモテない男の条件として、マイナス要因を列挙する傾向がありますが、女性はどこか一点でも自分の感性と合致する点を認めると、それで他のマイナスはすべて帳消しにしてしまうところがあるのです。
これは、男と女の視野の広さの違いに由来するものと思われます。
つまり男は複眼思考で視野が広いといえます。
ある男がいかに美声の持ち主であっても、「あいつはいい声してるが、背が低くて顔もイマイチだからなあ」…
と、すべての条件を過不足なくとらえて評価することになります。
ところが女性は1点を見つめる傾向があるので、その男の美声に魅惑されてしまうと、もうトロンとしてしまって、多少見た目が劣っていても「お金持ちだし」などとプラス点を加えて、ただひたすら「ステキ!」と思ってしまうのです。
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