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ビジネスを発展する上で、新たな発想は大切です。
特に従来の常識にとらわれることなく、今までになかった商品やサービスを生み出していくことで、厳しい競争を勝ち抜いていけるのです。
とは言え、それは簡単なことではありません。
一般的な思考では行き詰まり感があるとき…
固定観念を排して、画期的なアイデアを見つけたいとき…
そんな時にこそ逆転の発想…
つまりは「逆設定法」を行うと良いでしょう。
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逆設定法とは?
「逆設定法」は、アメリカ人コンサルタントのステファン·グロスマンが提唱したフレームワークで、意識的に常識の逆から見ることで新しい発想につなげようという手法のことです。
たとえば、主婦向けの家電品開発のためのアイデアを募る際に、主婦が持つ家電品への固定観念や先入観を出しておきます。
予想される先入観としては「操作ボタンが多くて覚えにくい」、「機能が多すぎてよくわからない」、「マニュアルがわかりづらい」といったことが挙げられます。
次にその逆のアイデアを強制的に設定(逆設定)しますボタンが少ない製品、機能はシンプル、マニュアル不要、といった具合に実態の逆を設定します。
そうして「逆の設定」を実現するために出てくる問題点とその解決策を考えます。
たとえば、操作ボタンの数を少なくするために、機能を絞り込む、3つのボタンだけですべて操作できる方法を考案するといったアプローチです。
これが逆設定法なのです。
常識や一般的な思考を一度出した上で、強制的に逆を考えてみるというのがポイントです。
また、逆設定法と似たものに、「あべこべ発想法」というものがあります。
こちらは、とにかく反対方向(あべこべの方向)から考えてみるというアプローチで、正論や業界内の定番などを疑ってかかる発想法のことを指します。
ポイントは逆転や反対アイデアを設定する元となる常識的概念を正しく設定することなのです。
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主婦向け家電品開発における逆設定法の一例
主婦層が常識として考えていることの逆を強制的に設定しその実現を考えることで、斬新なアイデアを生み出す手法のことを言います。
ポイントとしては逆設定をするための常識や先入観が正確に設定できているかを確かめること、また逆の設定を実現可能な形に落とし込むことで、新たなアイデアを生み出すことができるのです。
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