名刺の渡し方や名刺入れの向き…ビジネスの基本をおさえる

目次

エッジの効いたビジネスマンにとって、名刺交換が基本中の基本です。
つまり、その基本を怠ればエッジの効いたビジネスマンとは言えないということです。

名刺の渡し方、刺入れの向き…
その際のお辞儀の所作に関して覚えておきましょう。


自分の名刺は、相手の名刺より下から渡そう


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名刺を「受け取る」のは案外むずかしいものです。
名刺交換の心得は、「目下の者が先に名乗り、相手の名刺を受け取ってから自分の名刺を渡す」…
ということです。

重要なことは先に受け取らせようと、自分の名刺を無理に差し出さないこと…
自分の名刺は相手の正面に向けて名刺入れの下に隠すようにして用意し、「はじめまして。〇〇でございます」とまず先に名乗りましょう。

それから名刺入れの上に置いてもらうように両手で差し出し、相手の名刺を先に受け取るのです。
受け取ったらすぐに、名刺入れの下から自分の名刺を差し出すが、渡す瞬間、自分の名刺と相手の名刺に高低差をつけるのが重要なポイントです。
相手の名刺を持った手をやや高くし、自分の名刺を下の方から差し出すと、自然に相手を敬っていることが伝わります。




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名刺をいただいたら、どうするか?


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名刺は相手の顔そのもの…
けっして粗雑に扱ってはいけません。

いただいた名刺は最後までていねいに扱うこと…
その名刺を一時的にのせる名刺入れは、いうならば座布団です。

名刺入れは質より「新しさ」が命なのです。
お客様に古くて汚い座布団を出さないのと同じこと。

高価なものでなくていいので、四隅がボロボロにならないうちに取り替えましょう。
失礼なく相手の名前を覚えたいなら、名刺交換のときに、いただいた名刺を見ながら「〇〇さんですね」とフルネームで呼びかけてお名前を確認しておきましょう。
苗字だけよりも忘れにくく、名前まで呼ぶことで仕事だけでなく「あなたのことにも興味があるということが伝わるです。




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お辞儀にもワンポイント


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和の礼儀の一つに「先語後礼」というものがあります。
京都の老舗料亭で「ようおこしやす」とあいさつしたあと、ゆっくりと手をついておじぎをしてくれる女将さんがいい例です。

言葉と動作は別々に行うと美しいものです。
名刺交換のときにも、この「先語後礼」を心がけましょう。

まず「〇〇と申します。よろしくお願いいたします」と相手の目を見て言葉をしっかり伝え、頭を下げるのはそのあとで。
そして、おじぎにも3つの種類があります。

まずは15度ほど上体を傾ける程度の「会釈」。
人とすれ違うときや、入退室のときに言葉を発せずにするもので、笑顔とセットで行います。

30度くらいの深さの「敬礼」は初対面の人とのあいさつや、送迎時などに使います。
45度まで頭を下げる「最敬礼」は深い感謝やおわびなど、もっとも礼を尽くす場面で使うお辞儀です。
名刺交換の際には、このお辞儀にも注意をしましょう。

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