目次
組織の強化や改善に迷ったとき…
また7つの経営資源から戦略を練って自社分析をしたいとき…
7S戦略のフレームワークは大きな役目を果たします。
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7S戦略のフレームワークとは?
7Sとは世界有数の戦略コンサルティング企業であるマッキンゼー・アンド―・カンパニー(McKinsey & Company)が提唱する7つの経営資源のことです。
7S戦略では7Sを中心に企業戦略や組織を検討します。
7Sの経営資源は3つのハード資源と4つのソフト資源に分類されます。
マッキンゼー・アンド―・カンパニー(McKinsey & Company)
シカゴ大学教授のジェームズ・O・マッキンゼーによって、1926年に設立されたアメリカに本社を置くコンサルティング会社。
出身者にはオイシックス代表取締役の高島宏平やブックオフコーポレーション代表取締役社長の佐藤弘志、ディー・エヌ・エー創業者の南場智子、ベインキャピタル・ジャパン最高顧問の堀新太郎などがいる。
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7S戦略のフレームワークにおける7つの経営資源
7S戦略のフレームワークにおける7つの経営資源とは、下記のように3つのハード資源と4つのソフト資源に分類することができます。
■ハード資源(3つのS)
➀戦略(STRATEGY)
競争優位性を確保するための強化活動と事業の方向性
➁組織(STRUCTURE)
組織構成
➂システム(SYSTEM)
人事評価制度、報酬制度、教育制度、会計制度など
■ソフト資源(4つのS)
➃価値観(SHARED VALUE)
従業員全員に共通する価値観
➄スキル(SKILL)
営業力、マーケティング力、技術力など
➅人材(STAFF)
個々の能力やモチベーション
➆スタイル(STYLE)
社風、会社固有の文化など
ハードの3Sは企業努力などで構築、設定変更が可能ですが、ソフト4Sを変えるのは時間がかかります。
例えば個人の能力は一朝一夕には向上しませんし、社風も突然変えることはできません。
つまり異なる社風の2社がM&Aなどで統合した場合、ハード部分を統一するのは比較的容易ですが、ソフト部分の足並みがそろうのには何十年とかかるケースもあります。
7つの経営資源に求められるものが、近年では大きく変化しています。
顧客重視の姿勢や、従来にはない新サービスや商品を提供する力が重視されています。
7S戦略のフレームワークでは企業を構成する経営資源を分類することで、どこに力を入れるかを発見できたり、外部環境の変化に対応するために、社風や従業員一人一人の能力を適切に導くのが成功の鍵なのです。
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2018年 2月 15日
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