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国民投票の結果、欧州連合(EU)からの離脱が決定したイギリス…
果たして、今後の世界経済や金融市場、さらには国際情勢や日本への影響はどのようなものとなるのでしょうか。
エッジの効いたビジネスマンであれば知っておきたい…
イギリスのEU離脱のメリット・デメリットと今後の日本への影響に関して考えてみましょう。
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イギリスのEU離脱のメリット
EU離脱が決まったことによりいくつかのメリットを享受できるようになります。
まず、EUのルールに縛られなくなることです。
EU加盟国は自国の法律や憲法だけでなく、EUの取り決めにも従わなければならないと定められています。
そのため、自国独自の経済政策や福祉政策などが実施しづらく、EUの他の加盟国と同調しなければならなかったのです。
しかし、EU離脱によってそういった制限がなくなり、独自の政策を実施できるようになりました。
また、イギリスはEUのなかで2番目に大きい経済規模を誇っていました。
EU加盟国は経済格差が大きく、経済規模が大きい国が小さい国を支えるといういびつな構造になっていたのです。
EU離脱によってその負担もなくなります。
近年問題になっている難民の流入についても、EUの取り決めに振り回されることなく自国で制限できるようになるというメリットがあるのです。
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イギリスのEU離脱のデメリット
もちろん、EU離脱によるデメリットもあります。
デメリットの筆頭が貿易です。EUでは加盟国間の関税が撤廃されており、EU加盟国が他のEU加盟国と輸出入をする場合では関税が掛からなかったのです。
しかし離脱によって関税撤廃の恩恵を受けることが出来なくなり、貿易収支が悪化することが予想されています。
貿易収支の悪化は経済の悪化であり、失業者の増加や貧困層の拡大、さらに治安悪化の懸念まで繋がる可能性があるため、経済面のデメリットは非常に大きいのです。
またイギリスはイングランドを中心とした複数の国家の連合体です。
イングランドが大きな割合を占めているため、EUからの離脱もイングランドが主導したことになります。
連合国家であるウェールズやスコットランド、北アイルランドは離脱を望んでいなかったため、連合王国からの独立機運が高まるというデメリットもあります。
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今後の日本への影響は?
EU離脱によって日本も少なくない影響を受けることになります。
海外展開している日本企業はヨーロッパの拠点をイギリスに置いていることが多いだけでなく、貿易黒字を出している優良な輸出先でもあります。
しかし、EUから離脱したことによって経済が悪化すれば、日本企業の損益にも悪影響が出てしまうのです。
また、為替相場では円高の傾向が進んでいます。世界で大きな事件や出来事が起こると、為替トレーダーは安全通貨として知られている円に資産を変えるため円高になるのです。
日本にとって円高の影響は大きく、輸出企業の業績悪化に直結します。
一方で、円高は海外から商品を輸入する際にはメリットとなります。
近年は個人輸入が活発で、日本では手に入りにくい商品や高価な品物を個人輸入する絶好の機会にもなるのです。
円高を利用し、ショッピングを楽しめます。
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