会議で自分の意見を通すビジネステクニックとは?

目次

ビジネスの世界で会議は欠かせません。
中には毎日いくつも会議しているという人もいるでしょう。

そして会議では、できれば自分の意見を通したものです…
会議で自分の意見を通すビジネステクニックに関して、少しご紹介したいと思います。


会議で自分の意見を通すビジネステクニック「サクラを使う」



会議で自分の意見を通したいときには、いわゆる根回しが必要になることが多くなります。
出席者数人をあらかじめ説得して、いわゆる「サクラ」にしておけば、勝利は目前でしょう。

たとえば、こちらが意見を言い終わるや、サクラに「賛成」、「すばらしい」などと賛意を表してもらう…
そうすると、出席者の多くを賛成に向かわせることができるでしょう。

反対意見が出たときも、サクラに反対意見を攻撃してもらい、それを否定することができます。
とりわけ、会議の流れを左右するような大物やキーマンを、こちらの味方につけておくと、反対者を封殺しやすいものです。

これは「バンドワゴン効果」を利用したものです。
バンドワゴンとは、ブラジルのリオのカーニバルといった大きな祭りに登場する楽隊車のことです。

バンドワゴンが笛や太鼓で音楽を奏でながら近づいてくると、周囲がにぎやかになり、一気にお祭り気分になります。
そこから「多数が支持している」、「流行している」といった情報により多くの人が一定方向に誘導されることを「バンドワゴン効果」と呼ぶのです。




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会議で自分の意見を通すビジネステクニック「発言の順番」



会議で自分をアピールする一番の方法は、真っ先に発言することです。
ただし、よく練った意見や斬新な意見を用意しておく必要があります。

では、その用意がないときには、どうすればいいか?…
そういう場合は、会議の最後までずっと黙っておき、最後になって「一言いいでしょうか?」と話しはじめると良いでしょう。

それも、ことさらに新しい意見を言う必要はなく、すでにいい意見が出ていれば、その意見に乗っかってしまえばいいのです。
それまでの会議の内容を簡単にまとめ、いちばん良い意見に対して、一言二言コメントを加える程度で構いません。

それだけのことで、他の出席者があなたを見る目は違ってきます。
「さすが、全部をわかっている」と会議の主役扱いされるのです。

これは、いってみれば、後出しじゃんけんのようなもの…
会議の流れを黙って観察していれば、どれがいい意見かがわかってきます。

その意見に批評やコメントをつけ加えれば、その意見よりも、さらにすぐれた意見として受け止められやすいのです。
また会議の途中はダレがちなので、そこで話しても、人は真剣に聞いていません。

一方、会議も最後のほうになると、出席者は集中力を取り戻してきます…
しかも、それまで黙っていれば、「あいつは何を考えていたのだろう?」と出席者の注目はさらに高まります。
こうすることで会議の主役の座を得やすくなるのです。




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会議で自分の意見を通すビジネステクニック「会議の席順」



会議の座席は人間心理に強く影響します。
座席を事前にうまく決めておくと、議論を思う方向に誘導しやすくなるのです。

まず、ざっくばらんな会議を望むときは、長方形のテーブルではなく、円形のテーブルを用意すると良いでしょう。
円卓の場合、席次ができにくいので、誰がどこに座っても上下の関係が緩くなり、自由な意見が活発に出やすくなるのです。

一方、会議を一定方向にリードしたいときは、長方形のテーブルを用意すると良いでしょう。
長方形のテーブルでは、短い辺に座った人が注目を浴びやすく、全体に与える影響力が強くなります。

その短い両辺に、自分の意見に同調してくれる人を配置すれば、それだけで、会議をこちらの思う方向に誘導できるのです。
とりわけ、ホワイトボードがある場合は、ボードをバックにした短辺の席は、注目を受けやすいものです。

そこはおおむね司会者(議長)の席となるので、主導権を握りたいときには、司会者となってその席に座り、会議をリードするのです。
そして向かい側の短い辺には、もっとも協力的な人物に座ってもらいます。

反対者がいる場合は、長方形の長い辺の隅に座らせるようにします。
そこは、もっとも注目を受けにくく、発言もしにくい席だからです。
たとえ発言しても、会議メンバーに与える影響力が弱い場所なのです。

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