「やらないことリスト」を作ることが成果につながる理由とは?!

将来に向けて目標を叶えるために…
期限内に、成果をあげるために…
また、仕事を効率よく進めようとするとき…

このような時に、「TO-DOリスト」を作り「やるべきこと」を羅列して、それをクリアしていこうと考える人は多いのではないでしょうか。

成果をあげるために「やるべきこと」をリストアップしたい気持ちはわかりますが、成果をあげるために必要なのはその逆で「やらないこと」を決めることなのです。

その理由を詳しくみていきましょう。




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「やらないことリスト」を作ることが成果につながる理由とは?!


将来に向けて、継続して成果をあげたい…
そう思った人はたいてい、TO-DOリストをつくります。

はっきり言うと、これは大きな間違いです。

リストにすべきは、むしろ「やるべきこと」ではなく、「何をしないか」です。

実は、「やらないことリスト」をつくることは、ラクに成果を上げるために欠かせません。

多くの中学校の「修学旅行のしおり」が毎年ゼロからつくられていると聞いて、驚いたことがあります。
公立で一年ごとに修学旅行先を変えている学校はほとんどありませんから、多くの学校は去年と同じ場所に、同じような日程で行くのが普通です。

合理的に考えれば、表紙のデザインやタイトルだけ新しくし、内容は去年のしおりを元に日付を変え、部分的に修正すればすむはずです。

それなのに教師たちが、「どんどん加える」という発想で新規につくっているので、「しおり」は年々分厚くなっていきます。
注意事項からお薦めの名所・旧跡まで、加えるものは無限にあるためでしょう。
しかし、そんなことをやっていたらきりがありませんし、これは税金と時間の無駄遣いでしかありません。

この例に限らず、「何をしないか、何が不要か」ということを明確にしないと、仕事量が闇雲にふえてしまいます。
「何をしないか」を決めるときには、対象を冷静に検証するとうまくいきます。

そのためには、今まで当たり前にやっていたこと、時には常識や「真実」とされるものを疑ってみましょう。

アメリカの前副大統領ゴアの映画『不都合な真実』では「北極の氷が溶けると地球全体の水位は6メートル上がる」とされていました。
映像の力で、誰もが地球温暖化を防がねばと思ったのも無理はありませんが、冷静に考えると、この説はアルキメデスの法則に完全に反しています。

底まで氷なら話は別ですが、海上に浮いている北極の氷はコップの水に浮かべたアイスキューブと同じ。
溶けたところで水は溢れないという法則を日本では中学1年生で習い、テストでの正解率は65パーセントにのぼります。
現に、正式に氷が溶けた場合の水位の上昇を計算している国際機関IPCCは、「6センチ程度の変動」という発表をしています。

これはあくまで一例ですが、冷静に「真実」を見極める目があれば、本来は必要でない「やるべきこと」を回避することも可能です。

重要とされている仕事においてこそ、「やるべきこと」ではなく、「何をやらないか」をはっきりさせるべきなのです。

人の一生は、時間が限られており、「すべて」をやれるほど長くはありませんから。




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