筋肉痛は年齢と共に遅い…これって関係ないって知ってた?!

A「おととい久しぶりに走ったんだけど、今頃筋肉痛がきたよ・・・・。俺ももう年だな。」
B「若い頃は運動したら直後に筋肉痛になってたけどな。」

こんな会話を友人同士で交わしたことはありませんか?
筋肉痛は年をとればとるほど遅れてやってくると、当たり前のように信じていましたが、本当のところはどうなのでしょうか。




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筋肉痛は年齢と共に遅い…これって関係ないって知ってた?!


仕事にかまけて、ついつい運動不足になりがちな今日このごろ。
これでは体がなまってしまうと、おもむろに筋トレを始めてみたら、今度は筋肉痛に苦しめられる・・・・なんてことが社会人にはありがちです。

ところで、大人になるとよく耳にするのが、筋肉痛は年を取るほど遅れてやってくるという噂。
肉体の若さをはかるひとつのバロメーターになるだけに、真相が気になるところです。

実は、年を取ると筋肉痛が遅れてやってくるという・・・
科学的な検証はされていないのです。

筋肉痛が発生するまでの時間を左右するのは、年齢ではなく運動の種類であると言われています。
瞬発的な運動(つまり短くて高負荷な運動)ほど筋肉痛は遅れて発生し、逆に軽めの運動をじっくり行ったときなどは、筋肉痛は早めに発生するのです。

筋肉への負担の量は、運動時間と負荷の大きさで決まります。
そのバランスによって筋肉にかかる負担の種類が変わり、筋肉痛発症までの時間を左右するのです。

ただ、それを踏まえたうえで、体感的なものとしては、加齢とともに筋肉痛が遅れてやってくる現象はあると思います。
それは肉体の老化によるものではなく、同じ運動量であっても加齢とともに体への負担が大きくなり、体の反応が変わってくるから…

若かりしころの肉体にとっては軽度の運動でも、現在の自分にはそこそこ重労働であったりするギャップは、いかにもありそうですからね。

ちなみに筋肉痛は、筋肉疲労によって溜まる乳酸によって引き起こされるという説がよく知られていますが、最近では筋肉が運動によって細かく破壊され、炎症を起こすことによるという説が有力だそうです。

その意味では、加齢は発生までの時間を遅らせるよりも、むしろ筋肉の再生に時間がかかるようになり、筋肉痛を長引かせる方に作用するはずです。
運動直後に筋肉痛を覚えて、まだまだ若いな!」なんて喜んでいたけど、これはとんだ勘違いだったのかもしれませんね。

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