毎日、職場で座りっぱなし…
ほとんどの仕事がパソコンの前に座っての作業…
こんなビジネスマンも多いと思います。
これでは目も悪くなったり、姿勢も悪くなる…
特に座りっぱなしは腰痛の原因になってしまう…
そう感じている人も多いでしょう。
しかし実はこの「姿勢と腰痛の間には何の関連性もない」という話があるのです。
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腰痛の原因は「姿勢が悪い」ことではないらしい件
働く現代人の多くを悩ませる腰痛…
腰は身体の中心に位置するだけに、腰痛になると仕事に集中できない、立っているのがつらくて家事ができないなど、日常生活に様々な影響を及ぼします。
その原因は猫背や反り腰など「姿勢の悪さ」にあるといわれており、整体やカイロプラクティックへ通って矯正しようとする人も少なくありません。
しかし実は、姿勢と腰痛には何の関係もないことが科学的に証明されているのです。
現在、姿勢と腰痛の関係に関して、世界的に最も信頼性が高いとされているのが、2008年に南デンマーク大学が行った研究です。
この研究では、1980年代から2000年代までの腰痛と姿勢に関するデータを分析しました。
その結果、あらゆる点において姿勢の悪さと腰痛には関連がないと結論づけているのです。
つまり、姿勢を矯正しても、腰痛は解消しないということ…
では、なぜ腰痛になるのでしょうか?
これについては、2007年にまとめられた「腰痛診療についてのヨーロッパガイドライン」にこう記されています。
腰痛の85%には明確な原因がなく、大半は心理的な理由によるものである
と。
つまり単なる心の問題だというのです。
中には本当に骨や神経が損傷して発生するものもあるですが、そういった物理的な要因による腰痛は、わずか5%に過ぎないのです。
そのため同ガイドラインでは、
腰痛は自然に回復する。回復が遅れるのは、メンタルに原因がある。
とまとめているのです。
また最近では脳の勘違いを正す「認知行動療法(にんちこうどうりょうほう)」という治療方法が成果を上げています。
認知行動療法とは、従来の行動に焦点をあてた行動療法から、思考など認知に焦点をあてることで発展してきた心理療法の技法の総称のことです。
つまり、腰痛の治療にはカイロプラクティックや整体による姿勢の矯正よりも、心のケアの方が大事なのです。
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