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コーラやサイダーなど、子どもの頃から炭酸飲料で骨や歯が溶けるという話を耳にしていた人は多いのではないでしょうか。
しかし、暑い夏などにはグラスに氷を入れて、炭酸飲料を飲むととてもスカッとして美味しいもの…
できれば、炭酸で骨が溶けるという話は「迷信」であって欲しいものです。
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炭酸で骨が溶けるという話は「迷信」でほぼ確?!
コーラを飲みすぎると歯や骨が溶けるという話を、子供の頃、親からいわれた経験を持つ人は多いのではないでしょうか?
実際、医療現場では胃の中にできたカルシウムの結石をコーラで分解する場合があるといいます。
手術の必要がないため、リスクの低い治療法として採用されているとのこと…
また炭酸飲料に歯を浸けてくと、カルシウム分が溶けるという研究結果もあります。
では、本当にコーラや炭酸飲料を飲み続けることで、歯や骨が溶けるのでしょうか?…
答えはNOです。
先に挙げたカルシウムの結石、歯はいずれも炭酸飲料に長時間浸されており、通常の飲用でそのようなことは起こらないのです。
実は炭酸飲料が口から体内に入ると、胃や腸などの消化器官の動きが活発になり、胃もたれ、便秘の解消食欲増進などに効果があるといわれています。
もちろん、これは炭酸飲料に限ったことではありませんが、口から摂取したものが、そのまま骨に吸収されるようなことはあり得ないのです。
つまり、骨が溶ける心配は全くないということ…
その後は、二酸化炭素が血管に吸収されます。
すると体は酸欠状態と勘違いし、酸素を取り込むために血管を広げるので、血行増進の効果が期待できたりもします。
一方、歯には炭酸飲料が直接触れますが、先の実験では、スポーツドリンク、乳酸菌飲料も同様に歯を溶かす結果となっており、歯を磨いてさえいれば、何の問題もありません。
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炭酸飲料のメリット・デメリット
炭酸飲料のデメリットが人々の間に広まったのは、糖分が多く含まれることが理由であると思われます。
人間の味覚は、体温と近い温度のものに、最も甘味を強く感じるようになっています。
一般に冷やして飲む炭酸飲料では、冷たさと炭酸の刺激で甘味が抑えられてしまうため、必要以上に多くの糖分が含まれているケースが多いのです。
例えば、コーラ350㎖に含まれる糖分は、角砂糖に換算すると約10個…
常温の水に、同じ数の角砂糖を溶かして飲んでみれば、糖分の過剰さがおわかりいただけるはずです。
もちろん、これはジュースやコーヒー、スポーツドリンクなど、清涼飲料水全般にいえることで、決して炭酸飲料だけが問題なのではありません。
注目すべきは、糖分の加えられていない「炭酸水」です。
海外のレストランで出される水…
いわゆる「お冷」は、炭酸(ガス入り)かそうでないかを選べることが多くなっています。
特にヨーロッパでは炭酸水が愛飲されていて、サッカーチームの公式飲料に指定されたりもしています。
天然炭酸水の商品も数多く、ペリエ(フランス)、ゲロルシュタイナー(ドイツ)、サンペレグリノ(イタリア)などは日本のバーやレストランなどでも名が知られるようになりました。
国内にも、天然の炭酸水が湧き出る場所がいくつかあります。
中でも福島県は金山(かねやま)の炭酸場は有名で、明治の初めから、ビン詰めした炭酸水を「太陽水」と名づけて販売していました。
主に薬局で売られ、胃腸病や糖尿病、便秘の薬として用いられたといいます。
その後も飲料水として何度か製造販売が試みられましたが、交通の便が悪く頓挫しました。
現在は地元の「大塩天然炭酸水保存会」が井戸の清掃や管理を行いながら、「奥会津金山天然炭酸の水」を販売しています。
またこの炭酸場は温泉としても知られています。
炭酸水を入浴に用いると、飲んだ時と同じ仕組みで血行が促進されるのです。
また皮膚に与えられる刺激で、切り傷が治ったり、疲労回復や痛みの軽減などの効果があったりすると言われています。
炭酸泉は低温なのが特徴で、体温や血圧の上昇によることなく血流を改善できるため、心臓に負担をかけないというメリットもあるです。
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