人工知能を用いて不老不死になる可能性があります…
しかし、その大半がそれは脳内のデータを全て量子コンピュータに転送して、生身の肉体を捨てることであったり、肉体を全身義体化してサイボーグになることであったりするものです。
しかし、ここで思いもよらない…
といいますか、意表をつかれる取り組みをしている会社がにわかに注目を浴ぴるようになっているのです。
その企業とは米カリフォルニア州ロサンゼルスに本社を置くHUMAI社です。
そこで研究されているのが、人工知能を利用して死者を蘇らせることなのです。
死んだ人間を何度も生き返らせることができれば、実質的に不老不死が実現すると言ってもいいでしょう。
言い換えれば、死んだ人間がゾンビになって素知らぬ顔で会社に行ったり、レストランに行ったり、デートしたりと、普通の日常生活を送れるというわけですね。
「君は何回、死んだの?」
「1回です。」
「何だ、まだ1回か。僕みたいなベテランになると最低でも10回は死んでいるよ!」
このような物騒な会話が街のあちらこちらで交わされる可能性もあるのです。
HUMAI社の創業者ジョシュ・ボカネグラ氏によれば、死者の復活は今後30年以内に可能になるといいます…
同社のウェブサイトには、「あの世の改革を使命とするAI企業」と銘打たれています。
なんともものすごい社是ですね…
しかし今のところ、死者をどうやって蘇生させるかに関して、詳しいことはわかっていません。
ただ、死後にコールドスリープ技術で脳を冷凍し、「人格チップ(その人の会話の癖、行動パターン、思考プロセス、身体機能などのデータを生前に保存したもの)」に接続する技術が中心を占めることはわかっています。
「人格チップ」は、死者の脳とともに人工の身体に内蔵されます。
さらに脳が十分に成長すればクローンナノテクノロジーでこれを復元して、蘇らせるのだそうです。
死者を蘇らせるための技術がもしも完成したら、たとえ事故や病気などで死んだとしても、人為的に死者をあの世から呼び戻すことがいくらでも可能になるでしょう。
そうなると、命の価値が相対的に下がる可能性があるかもしれませんね。
例えば、スリルを求めて、猛スピードで公道をスポーツカーで疾駆する人間が多く出てくるかもしれません…
たとえ、スピードの出しすぎで対向車と衝突して亡くなっても、自分も相手の運転手もすぐに生き返ることができるからです。
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