あのアメリカにも「共産党」があるって知ってた?!

ザ・資本主義国家…と言えばアメリカ合衆国でしょう。
自由主義・資本主義の総本山とも形容すべきこの国にも、実は共産主義を党是とする「共産党」があるのです。

アメリカ共産党は1919年に設立されました。
1929年に大恐慌が起こると、社会不安、経済不安に乗じて勢力を拡大するも、ソ連のスターリンが反革命分子を大粛清するために行なったモスクワ裁判を支持するなどして知識層の批判を浴びました。

第二次世界大戦が勃発すると、「反ファシズム」という立場からルーズベルト政権に積極的に協力し、資本家との闘争手段であるストライキやサボタージュも手控えました。
ソ連がアメリカと同じ連合国側であることも、彼らが活動を抑制する一因となったようです。

大戦終結後、資本主義陣営と共産主義陣営の間で「冷戦」がはじまると、赤狩りをはじめとする本格的取り締まりを受けるようになり、党員数は激減…
1954年の非合法化や、1991年のソ連崩壊により党員数をさらに減らすも、現在も約1万5000人の党員が在籍しています。

最近では2011年の「ウォール街を占拠せよ」運動に賛同してデモに参加し、2008年・2012年の大統領選挙ではバラク・オバマを推薦したという活動が記録されています。

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