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モテたい…
そう願う男性も女性も、できれば出してみたいのがフェロモンです。
一般的には匂いとして存在するものと思われがちだが、フェロモンに匂いはないらしいのです。
そこで、まだまだ実態が解明されていない、フェロモンの謎に迫っていきたいと思います。
特に女性を誘うフェロモン出す男の特徴や匂いなどがあるのでしょうか。
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女性を誘うフェロモンとはどんな匂い?
そもそも、フェロモンという言葉の語源は、ギリシャ語の「pherein(運ぶ)」と「hormon(興奮させる)」だといわれています。
直訳すると「興奮を運ぶもの」という意味です。
メスの蛾がフェロモンを空中にふりまくと、何キロ先にいるオスの蛾が飛んでくるという話がありますが、では人間にもフェロモンはあるのでしょうか?…
答えは「イエス」です。
フェロモンには、性別で異なる性フェロモンと、個人差のあるMHCというフェロモンの2つがあり、どちらも汗や尿などに多く含まれています。
性フェロモンは、ホルモンが分泌しているときに分解と代謝を経て作られる化合物で、男性には男性フェロモン、女性には女性フェロモンが分泌されます。
おもしろいことに、同性のフェロモンは嗅覚が反応して、匂いとして嗅ぎ取ることができるのです。
一方、異性のフェロモンは、ほとんど無意識に感じ取り、知らない間に血液中にホルモンを分泌したりしていると言われています。
MHCは、白血球の遺伝子の塊りで、たとえば、臓器移植をするときに拒否反応が起きるかどうか判断する型のことです。
そして、このMHCそのものが、人の出す特有の匂いにかかわっていると言われています。
ある実験で、男性に2日間同じTシャツを着せ、それを女性たちにどちらが好みか選ばせたところ、その女性自身の持つMHCとは違った型の男性のTシャツを選んだ確率が高かったと言います。
このことから、MHC遺伝子が人の体臭に個性をつけ、異性はその匂いをもとに相手を好きか嫌いかを判断することがわかりました。
人に対して「生理的に受けつけない」とか「なんだか好きになれない」と感じるのは、相手が自分と同じ型のMHCフェロモンを持っているからで、それを無意識に感じとって「好き·嫌い」を判断しているのかもしれませんね。
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第六感はフェロモンを嗅ぎ取っている?!
さて、それでは自分から能動的にフェロモンを出すことは可能なのでしょうか?…
男性ホルモンのテストステロンは、スポーツ競技で勝つと分泌が高まります。
フェロモンは性ホルモンの分解物なので、性ホルモンをたくさん分泌すればフェロモンが出ます。
ということは、情熱的で生気みなぎる男性の方が、フェロモンを出しやすいことが推測できます。
中世ヨーロッパで、女性が自分のわきの下の汗をしみこませたハンカチを求愛代わりに使ったという話は有名ですが、汗からもフェロモンが分泌されるのです。
フェロモンをたくさん出したかったら、汗をかけば良いということになるのですが、それは物理的に難しいものです。
ハンカチでの求愛も、「特異な趣味」のある人として変態扱いされるかもしれないのでやめた方が無難です。
性フェロモンと関係する性ホルモンは、食事や生活スタイル、遺伝などさまざまな要因で分泌量も変わってきます。
ですので「これをすればフェロモンが出る!」という方法は、残念ながらありません。
しかし、「なんとなく離れられない」、「なんとなくウマが合わない」など、異性に対して理由付けできない気持ちというのは、もしかしたらフェロモン受容体が、何らかの形で作用しているからかもしれません。
自分の第六感というのも、時には信じてみてもいいのではないでしょうか。
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