日本語のように使っていながら、実は外国語が語源だったという言葉…
いわゆる「借用語(しゃくようご)」は数多くあるのです。
エッジの効いたビジネスマンであれば、この辺りのウンチクを覚えておくと何かと商談などに活かせるかもしれませんよ。
例えば、表題にもある「イクラ」の語源はロシア語です。
日本ではご存知のようにサケの卵を指しますが、ロシアでは、魚卵全般を指すのです。
つまり、キャビアもタラコも数の子もすべて「イクラ」なのですね。
他に意外なところでは、「おてんば」も実は子に負えない」という意味の言葉も実はオランダ語「ontembaar」が語源でだったりします。
またポン酢も飲み物を意味する「pons」が語源だといわれています。
これは江戸時代、交易が認められていた数少ない国であることがオランダ語の流入につながっているのです。
私たちが知らないうちに鉄砲やキリスト教を伝えたことで知られるポルトガルの言葉までもが多く流入していたのですね。
有名なところではカステラ、カルタ、タバコ、ボタンなどの他にも、雨具の「かっぱ」は「capa」、「襦袢(じゅばん)」は「gibao」が語源で、意味もほとんど同じです。
天ぷらは「tempera」で、ポルトガル語では、油を使って硬くするという意味です。
英語からの借用語で有名なのはワイシャツでしょうか。
日本では「Yシャツ」とも表記し、形状を表しているようだが、語源は「white shirt」で、白いシャツという意味になります。
また、アイヌ語からの借用語も多いのです。
オットセイ、シシャモ、トナカイなどがその代表例なのですが、皆さんご存じだったでしょうか。
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