なぜ選択肢が増えると人は買う気が失われていくのか?
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あなたは「そろそろ、うちも薄型テレビに買い換えよう」と思って家電量販店にやってきました。
友達の家にあるA社の液晶テレビが画面もきれいだし値段も手ごろなので、同じものを買うと決めて来たのです。
買い物はすぐに済むはずでした。

ところが、店でいろいろなテレビを見て、さらに値段を見ると、B社のテレビはA社と同じ値段なのにもっと画面がきれいだったのです。
「だったら、B社の方にしようかな…」とA社かB社の二者択一で迷っていたら、さらに画面がきれいで他チャンネルが同時に視聴できるC社の製品を見つけてしまいました。

A社とB社よりも値段は高いのですが、しかし値段に見合うだけのメリットがあるような気もします。
こうなると、もう結論を出すことができず、結局は何も買わずに帰ってしまう…
というのが多くの人の行動パターンなのです。

2つのものから1つを選ぶよりは、多くの選択肢から選ぶ方がよりいいものを手に入れることができる…
誰もがそう思うはずです。

確かに選択肢が増えるのはいいことには違いないでしょう。
しかし、選択肢が増えるというのは、それだけ比較する要素が増えて、迷う条件が多くなるということでもあるのです。

A社とB社の二者択一なら、値段は同じだから画質だけで選べばいいのです。
しかしそこに、まったく別の機能を備えたC社が登場してくるとなると、単純に同じ要素を比べればいいという話ではなくなるので熟考が必要になります。

そしてさらに、人間の心理として重要なのは、「選択肢が3つになったということは、もしかしたら、調べればもっと多くの選択肢があり、その中には自分にとって、もっとといいものがあるかもしれない」という期待が生まれるものなのです。

それを承知でどんどん選択肢を増やすのか、または迷わないために最初の二者択一で決めてしまうのか、それが大きな問題となってくるのです。

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