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エッジの効いたビジネスマンであれば「正しい敬語の使い方」は基本中の基本です。
しかし実は知らないうちに間違った敬語が一般的化しているケースも少なくありません。
そこでエッジの効いたビジネスマンを目指すべく、クイズ形式で正しい敬語の使い方をチェックしてみましょう。
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Quiz!デキるビジネスマンなら知っておきたい正しい敬語の使い方
Quiz1「食べ物の手土産を渡すとき」
普段から付き合いのある人や取引先などにお土産を持って行くことがあるかと思います。
そこで、あなたは美味しいと評判のクッキーを自分が担当する取引先に持って来ました。
さて、このクッキーを「部署の皆さんで食べてください」の丁寧な言い回しとしてふさわしいのは次のうちどれでしょうか?
A:「皆様で召し上がってください」
B:「皆様でお召し上がりになってくださいませ」
C:「皆様でいただいてください」
D:「皆様でご賞味ください」
Quiz2「お客様とエレベーターに乗るとき」
自社に取引先や顧客が来社することがあります。
あなたにとってはお客様です。
さて、そんなお客様とエレベーターに乗り合わせたとき…
あなたはどのような接し方をしますか?
今回は複数回答でも構いません。
A:「(外で扉を抑えながら)どうぞお先に」
B:「(手のひらでエレベーターの中を指さしながら)では、参りましょう」
C:「お先に失礼します(先に乗って“開”のボタンを押しながら)どうぞ」
D:「(お客様の一歩後ろから)どうぞ、3階まで参ります」
Quiz3「あいづちをするとき」
みんなでミーティングをしたり、誰かと相談をしたりする際に、「自分も同意している」という意味も込めて、「なるほど」とあいづちを打つことがあるかと思います。
では、そこで目上の人に対して失礼のないあいづちとしては、次のうちどれが正しいでしょうか?
A:「なるほど!」
B:「なるほどですね」
C:「なるほどそうですね」
D:「なるほどでございますね」
Quiz4「応接室に案内するとき」
お客様を応接室に案内するとき、あなたはどのように案内しますか?
尊敬語と謙譲語に気を付けて、どこが間違っているかを考えてみましょう。
A:「山田様でございますね」
B:「鈴木部長はまもなくいらっしゃいます」
C:「すみませんが応接室でお待ちください」
D:「ご案内させていただきます」
Quiz5「電話で相手の声が聞きづらかったとき」
取引先の相手と電話をしていると、どうしても相手の声が聞き取りにくいときがあります。
そんなお客様に「もう少し大きな声で話してください」とお願いする際に「申し訳ございません」というお詫びのあとに続ける言葉は下記のどれでしょうか?
A:「少々お電話が遠いようでございます」
B:「少々お声が遠くていらっしゃるようですが」
C:「少々お声を大きくしていただけますか?」
D:「少々お声が拝聴しにくいのですが」
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正しい敬語の使い方の答え合わせ
Quiz1「食べ物の手土産を渡すとき」の答え
正解・・・A:「皆様で召し上がってください」
手土産は取引先の人たちが「食べる」ので、尊敬語も「召し上がる」と使います。
Bの「お召し上がりになる」は二重敬語で、使っても良い誤用とされますが、「くださいませ」と結ぶとくどい印象を受けます。
またCの「いただく」は謙譲語で、Dの「賞味」は「手土産を褒めながら食べてください」という意味となります。
Quiz2「お客様とエレベーターに乗るとき」の答え
正解・・・A:「(外で扉を抑えながら)どうぞお先に」、C:「お先に失礼します(先に乗って“開”のボタンを押しながら)どうぞ」
お客様を案内する際、エレベーターは「お客様が先」が基本です。
ただし、お客様が大勢で途中でドアが閉まるような場合は、「お先に失礼します」と言って、先に乗るようにしましょう。
大切なことは状況によってお客様を優先することを第一に考えることなのです。
丁寧な対応を心かけ、適宜(てきぎ)声をかけてお客様を誘導しましょう。
Quiz3「あいづちをするとき」の答え
正解・・・C:「なるほどそうですね」
「なるほど」は本来は上の立場の人が、下の立場の人に言ったことに「感心した」という意味で使う言葉です。
相手の意見を評価した上で、同意するというニュアンスがあるので、相手が対等の立場でも多用すると嫌味に受け取られてしますこともあります。
そのため他のあいづちの方法としては「そうですか」、「さようですか」とつなげて、丁寧な言い回しにすると良いでしょう。
Quiz4「応接室に案内するとき」の答え
正解・・・下記の通りです。
A:「山田様でいらっしゃいますね」
B:「鈴木はまもなく参ります」
C:「申し訳ございませんが応接室でお待ちいただけますでしょうか?」
D:「ご案内させていたします」
Quiz5「電話で相手の声が聞きづらかったとき」の答え
正解・・・A:「少々お電話が遠いようでございます」
「お電話が遠い」は「声が小さい」の婉曲(えんきょく)表現として慣用句のように使います。
またBの「少々お声が遠くていらっしゃるようですが」は「お電話が遠い」という言葉ではない上に、「いらっしゃる」と丁寧な言葉を使うことで、相手を皮肉るようなニュアンスを感じさせてしまいます。
Cの「声を大きくして欲しい」というストレートな表現は相手に対して気づかいが欠けていると言えるでしょうし、Dの「拝聴する」という言葉はへりくだり過ぎ、もしくは皮肉に受け取られてしまう可能性もあります。
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