仕事で一番のストレス解消法は「ため込まないこと」?!

目次

仕事のストレスで…
このセリフを何回言ったことか…
それでも仕事を続けなければいけないのがビジネスマンです。

そんなビジネスマンのストレスを少しでも解消してあげたい…
そのための方法や考え方をご紹介したいと思います。




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仕事で一番のストレス解消法は「ため込まないこと」?!



「何にもない南の島でボーッと過ごしたい」と考えながら、実は職場でもボーッとしてしまっている…
こんな経験はありませんか?

空想にひたる時間が多いときは、たいていかなりストレスがたまっている状態…
ストレスを生み出す現実からどうしても逃げたい、でも現実には無理、ということで空想の世界にひたってしまうのです。

仕事に取り組んでいる以上は、何らかの気苦労は必ずついて回るものです。
「納期間近なのに外注先が遅れるといってきた」、「非常事態なのに取引先担当と全然連絡がつかない」、「現場の大ポカをクライアントに報告しなきゃいけない」、「新規顧客を開拓しないと支店が閉鎖になる」…
このように考えただけで胃が痛くなるシチュエーションは、ビジネスの世界では日常茶飯事なのです。

こうした日々の仕事からストレスがどんどん蓄積して、気が重い、毎朝の目覚まし時計のベル音が怖くてしかたない…
といった状況も、たいていの人が経験していることでしょう。

しかし言うまでもなく、ストレスによる心労が先に立って気持ちがネガティブになった状態と、反対に意欲にあふれた前向きな状態とでは、同じ仕事に取り組むにしても結果はおのずと違ってきます。
仕事をする上でストレスから逃れることができない以上、そこから逃避するのでなく、ストレスとうまく付き合う方法を考えてみることが大切なのです。




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仕事で感じるストレスの「良性」と「悪性」



ストレスというと、大半の人が「百害あって一利なし」と思うはずです。
しかし人間の体に生じる生理的な反応には、何かしら必ず目的があるものです。
たとえば遊園地のジェットコースターに乗った状態を思い浮かべてください。

本能的な恐怖心から、体はストレス刺激を受けたときと同じような興奮状態となります。
こうして興奮が高まると、アドレナリンが大量に分泌されて気分は高揚状態になっていきます。

そして痛みや不快感を伴うストレズとはまた異なる…
心地よいストレスを受けることになるのです。

つまり、一言でストレスといっても、実は「悪性のストレス」と「良性のストレス」との二種類があるということなのです。
悪性のストレスはすでに述べた通り、仕事へのモチベーションを低くするばかりか、身体的健康にも深刻な悪影響を及ぼしかねないもの…

一方で、良性で適度なストレスは、ほど良い興奮状態となって前向きなモチベーションをキープしてくれるものなのです。
ただし、ここでもう一つ肝心なのは、同じストレスでも受ける人の状態で悪性になったり良性になったりする点です。

たとえば同時に所属部署の責任者に任命されたAさんとBさんがいると考えてみましょう。
Aさんは普段から後輩の信頼が厚く、これまでも意欲的に成果を収めてきた人物です。
一方のBさんは自分の能力や仕事ぶりに自信がないのに、単なる年功序列の都合で昇進が回ってきただけの人です。

大きな責任を任されたというストレスは2人とも同じですが、結果はまるで正反対なのです。
Aさんの場合はストレスやプレッシャーをバネにしてモチベーションを高め、それまで以上の能力を自ら引き出すことができます。

ところがBさんの方はそもそも自信がないのでモチベーションも高まらず、ストレスはすべて仕事の足を引っ張る形でしか作用しません。
つまり、「同じストレス=責任者に任命されたこと」がAさんにとっては良性、Bさんにとっては悪性のストレスになるのです。

これは冒頭にあげたような、仕事上のトラブルに陥った場合も同じです。
頭を抱えて不安にかられているだけでは、ストレスはいっそう悪性と化して仕事の足を引っ張ってしまいます。

しかし、トラブルを克服して事態をうまく収拾するという目標にモチベーションや達成感を見出すことができれば、胃がキリキリ痛くなるような緊張感も、むしろ自分を奮い立たせる好材料となるのです。

ただ、「ストレスは楽しい」というと、「そんなバカな」という人もいるかもしれません。
しかし、ストレス自体がモチベーションや目的にすり替わってしまうことが良くあるのです。

たとえば、高校球児は、同級生が遊んでいる放課後や休日、休暇に、汗だくになって自分の体の限界に挑戦し続けなくてはいけません。
苦行のような練習を彼らは自分に課している。

こうした生活が彼らにとってストレスでないはずがありません。
「好きでやってるんだから」と片づけるのは簡単ですが、ビジネスならなおのこと「好きじゃないから」という言い訳は許されません。

高校球児のように、苦しいトレーニングを行う選手たちは、そうしたストレスに対して耐性を作る…
言ってしまえば「ストレスに対してバカになる」ことが求められるのです。
彼らがそのために行っている方法の一つが「ストレスを楽しんでしまう」ということなのです。

大変なストレスにも逃げずに立ち向かっていることに自己陶酔する…
自分がどれだけのストレスに耐えられるかという挑戦をゲーム感覚でとらえる、といったようにメンタリティを切り替えてしまうわけです。

すると大きなストレスがかかればかかるほど、それを克服したいというモチベーションも生まれてくるのです。
ビジネスの世界でこのメンタリティを獲得するトレーニングとして、普段から適度なストレスをわざと自分にかけてみるという方法があります。

たとえば、いつも一、二時間残業しているのなら、わざと時間を追い込むように「今日から1週間絶対残業しない!」という目標を立てます。
いつも1つしか企画を提出できないなら、さらなるノルマを課して「今回は2つの企画を提出する!」という目標を立てるのです。

ただの目標では説得力がないので、目標を公言して周囲にアピールすれば切実感がより高まります。
こうして「早く終わらせなくては!」「もっとやらなければ!」というストレスを、タイムトライアル的なゲーム感覚でとらえる習慣を普段から身につけると、ストレスへの耐性が自然に養われていくのです。

また、普段からストレスを発散させる方法を見つけておくことも大切です。
趣味がストレス発散になるという人は多いでしょうが、好きなことに打ち込むことで前向きな気持ちになり、ストレスの原因になっている案件であっても「頑張ればきっと克服できる」という気持ちに変えてくれるのです。

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