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ビジネスの世界は実力主義…
特にIT系やデザイン系、若い会社などだとその傾向が強いように感じます。
年功序列でできない上司がいつまでも上にいるのは単なる老害ですが、実力主義の会社にも問題はあります。
たとえば、年上で社歴も長い上司だった人物が、ある日を境に部下になることがあります。
そうなると、今までいろいろと教えてもらっていた上司を今度は、年下のあなたがその上司を指導しなければいけません。
いくら実力主義とは言え、このようなケースではすぐには歯車がかみ合わず、仕事がスムーズに運ばないこともあるのです。
年上の部下が使えないと感じたとき…
ただでさえ大変な上司と部下の関係、その中でも特にややこしい年上の部下…
この人が使えないときたら事態は最悪です。
経験年数や能力の差で上下関係ができるのはしょうがないとしても、年が上な分だけ長く生きているわけで、その年の功はせめて発揮して欲しいところですが、それがないと上司としては辛いところです。
上司とはいえ年配者を叱り飛ばすのも気がひけるし、かと言って仕事はしてもらわないと困る。
その間で戸惑う上司は大変です。
指示した以上のことをやらないのはもちろん、指示した内容さえこなしてくれない、やる気がない、ネガティヴ発言で周りの士気さえも落とす…
そんな年が上の使えない社員がいることで、上司の自分の評価まで落とされたのではたまったものではありません。
一体どう指導すれば、使える社員へと変貌してくれるのでしょうか。
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年上の部下を指導する方法その1「自分の役割を認識させる」
まず取り組むべきは、その人に年長者としての自覚を持ってもらうことです。
仕事はもちろん、職場の雰囲気や風紀に至るまで良い空気にしてさり気なく話しやすく、働きやすい環境を整えるのが年長者の取るべき姿勢というものです。
そこを指導しなければなりません。
しかしみんなの前でその人に注意をすべきではありません。
この手の人は歳を重ねた分、プライドが高く人前で注意でもしようものなら反発、すねる、逆恨みと良いことはありません。
持ち上げつつもそれとなく役割を説明し、あなたならそれができると諭すように言ってあげなければなりません。
こんな人のためになぜこんな労力を使わなければならないんだと気分が滅入りますが、これも自分や大切な職場を守るために必要なプロセスだと言い聞かせて自分のために頑張りましょう。
そうすることで、年上でありながらも、年下のあなたに結局は従わなければならないことを徐々に自覚していくのです。
あなたに従わせる…
というよりも、自分の役割を認識させるという意識が大切なのです。
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年上の部下を指導する方法その2「甘えるところは甘える」
年長者としてのプライドをくすぐるのも良い手です。
自分に足りない部分を補ってくださいと頼むように仕事を任せれば、こういった人は一番動いてくれやすいと知りましょう。
自分が苦手なのはこんなところで、それはあなたが得意な分野ですとでも言えば、やる気を見せてくれます。
しょうがないなあ、私がいなければこの職場は回らないんだ、と思ってもらいましょう。
年下としてへりくだって、甘えるくらいの場面もあって良いです。
頼りにされると人は頑張れます。
年長者として立てるところは立て、甘えられるところは甘えましょう。
使えないというくらいなので能力的には高いとは言えないかもしれませんが、最大限能力を発揮してもらうための工夫は上司として必要です。
根本的に性格を変えるのは無理なので、甘えたり持ち上げたりしながら、上手に仕事をしてもらいましょう。
言い方は悪いかもしれませんが、馬鹿と鋏(はさみ)は使いようという言葉もあります。
上手く人を使うこと…
それが年下であっても、上司であるあなたの力の見せ所なのです。
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