会社は「新型インフルエンザ」にどう対応すべきか?

目次

毎年のように進化を遂げる気がする「インフルエンザ」…
いわゆる「新型インフルエンザ」に対して、会社はどのような予防策や対応をしていけば良いのでしょうか?

ここで「新型インフルエンザ」に対する会社の予防策や対応に関してお話したいと思います。




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会社は「新型インフルエンザ」にどう対応すべきか?


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感染が疑われる人には近づかない、手洗いをする、マスクをするといった感染防止の基本的な知識・行動を理解することが必要です。

我が国で新型インフルエンザが流行すると、人口の25%、つまり4人に1人が感染して発症すると想定されています。
人口の多くが労働者として働いていることを考えると、感染した労働者の欠勤によって、生産やサービスが低下・中断し、その結果、事業活動が縮小、停止するという、事業継続に大きな影響を及ぼすことが分かります。

そこで厚生労働省では、労働者の感染予防や事業継続の観点から、「事業者·職場における新型インフルエンザ対策ガイドライン」として、企業が取るべき対策をまとめていますので、ガイドラインを参考に見ていくことにします。

 

ガイドラインの行動計画

ガイドラインの対策を実行するには、企業のトップ自らが責任者となって取り組むことが必要です。
そして、社長の下に対策委員会を設け、衛生委員会や産業医などと協力しながら新型インフルエンザの発生に備えた行動計画を立て、対策を講じます。

ガイドラインでは、➀迅速な意思決定が可能な体制の確立、➁従業員や利用客等を守る感染予防策の実施、➂発生時の事業継続の検討,策定、➃定期的な従業員に対する教育訓練、➄行動計画の点検·是正の5点の行動計画を挙げています。
これを参考に行動計画と対策を定めます。

 

具体的な感染予防策

会社全体の取り組みは上記のとおりですが、対策を職場で実践する役割が管理職にはあります。
具体的な感染防止策として、以下の内容が挙げられます。

➀感染した人には近づかない(咳などの飛沫は、空気中で1~2メートル以内に落下するため、2メートル以上離れると感染リスクは低下する。)
➁手洗い(感染防止策の基本。外出から帰宅した後や、不特定多数の者が触れるような場所に触った後は、流水と石鹸による手洗いを実施する。)
➂咳エチケット(咳やくしゃみをするときは、ティッシュなどで口と鼻を被い、他の人から顔を背け、2メートル以上離れる。咳をしている人にはマスクの着用を促す。)
➃職場の清掃・消毒(感染者の飛沫がついたものにはウイルスが付着している。清掃・消毒をするとウイルスを除去できるため、特に机、ドアノブ、スイッチ、階段の手すり、テーブル、椅子、エレベーターの押しボタンなど、よく人が触る場所を清掃し消毒を行う。)
➄インフルエンザワクチンの接種(リスクを把握したうえで、医療機関で通常のインフルエンザの予防接種を受ける。)
➅感染防止の保護具を備蓄(マスク、手袋、ゴーグルなどの保護具を用意する。)




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まとめ


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職場だけでなく家庭でも感染防止策を実施しておくと、通常のインフルエンザや風邪の予防にも役立ちます。
防止策の取り組みを進めるためには、行動計画を回覧する、教育を行うなど、部下たちの関心を高めることも必要ですが、上司としては、手洗いや清掃を実行するといった見本を示すことも大事です。

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