「ハロー効果」というものをご存知でしょうか?
何かを評価する際に目立ちやすい特徴に引きずられて他の特徴についての評価が歪められる現象のことです。
このハロー効果が人事考課やマーケティングにも活かされているのです。
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ハロー効果が人事考課やマーケティングに活かせる件
心理学における「認知バイアス」の1つに「ハロー効果」があります。
認知バイアスとは?…
自分の利害や希望にそって対象の評価が歪められたり、対象の目立걔徴に注意を引きずられて、他の特徴が!こ歪められる現象のこと。
例えば事件の現場でも、目撃者の証言に認知バイアスがかかり、捜査が混乱することがよくあるという。
ここでいうハローは「後光(ごこう)が差す」の後光のことです。
そのため、後光効果とも呼ばれたりします。
ある対象に向き合った時、人はその特徴のうち目立ったものに気を引きずられがちで、結果として対象の評価を歪めてしまう…
そうした心理的効果のことを指すのです。
たとえば好感度の高いタレントがCM出演している商品に好意を抱くのもハロー効果の働きなのです。
逆にいうなら、それを狙って企業は出演タレントを人選しているということですね。
アスリートが実際に使っているという触れ込みの健康器具は効果がありそうに思えるし、高学歴タレントがCM出演している学習教材は成績アップにつながりそうに思えます。
グルメタレントがおいしそうに食べている商品は、やはり自分も食べたくなってしまうもの…
同様にショップ店員に美形の男女が多いのも、ハロー効果で顧客の目をくらますのが目的なのです。
彼らに惹かれて取り扱い商品についてポジティブな印象を持ってもらえるからです。
そして商品を身につけていると、より効果的なのです。
ですので、私たちの気づかないところで、ハロー効果が人事考課やマーケティングに活かされていたりするのです。
ちなみに、目立つ特徴がネガティブなものだと、このハロー効果は逆に作用することもあります。
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