一般的に、事後承諾とか事後報告というのは、よくないこととされています。
要するに関係者に事前に相談せず何かを決め、あとから、「実はこういうことになりました」と報告するということです。
本当なら、話を進める前に関係者には一言「こうしようと思っていますが、どうですか?」というような相談があった方が良いのでしょう。
特に上司に対しては、許可を得るのが基本です。
けれども、だんだんプロフェッショナルビジネマンに近づいてきたら、ときには事後報告で済ませることもあっていいと思うのです。
もちろん、上司の許可を得てから行動するという常識を否定するわけではありません。
しかし絶好のチャンスをつかむためには、オプションとして事後報告という手もあると知っておいてもいいでしょう。
たとえば、上司が留守にしていて連絡が取れないとき…
あるいは問い合わせているけれど、なかなか返答が来ないとき…
いつまでも上司の返事を待っていたら状況が変わってしまう、というときもあるはずです。
アマチュアは責任を問われることを恐れて、事後報告のようなリスクをおかしません。
しかし、そのせいで目の前の千載一遇のチャンスを逃してしまうことがあります。
プロフェッショナルビジネマンは組織への貢献をいちばんに考えているので、結果的に事後報告になったとしても、自分で責任をかぶる覚悟があるのです。
そんなときは自分で判断して、「すみません。事後報告になってしまいましたが、これはこうなりました」…
という勇気を持つべきです。
もちろん、今すぐこういう難度の高いことに挑戦しましょうという意味ではありません。
ただ、社内のコミュニケーションにおいて、こういう抜け道もあることを知っておいて損はないということです。
Sponsored Links
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。