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ビジネスマンの日常はストレスと戦う日常でもあります。
そんなとき…自分の髪の毛に「白髪」が生えているのを見つけたら…
あなたはどのように感じるでしょうか。
ここでは悩ましい「白髪」に関して、日々のストレスには何か因果関係があるのかを考察しています。
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白髪とストレスには何か因果関係があるのか?
男性というのは何かと髪の毛に関する悩みや不安が尽きないものですが、人によっては薄毛よりも「白髪」を気にしている場合もあるでしょう。
朝のヘアセットの際など、思いがけず白髪が目に留まると、年を取ったことを否が応でも意識させられるもの…
もちろん、もともと体質的に若白髪が生えやすい人もいるでしょう。
しかしその一方で、苦労や心労が多いと白髪は増えるとも聞きます。
白髪を見つけるたびに「ああ、最近忙しかったからな…」、「仕事のストレスだな…」と納得したりもしますが、これは医学的な根拠があることなのでしょうか?
実は苦労の度合いと白髪の量に関して、直接的な因果関係はまずないだろう言われます。
20代~30代で多くの白髪が発生するようなケースについて、医学的に「若年性白髪」という名称が付けられてはいるものの、その原因は不明であるケースが大半なのです。
遺伝的な要因もないのに極端に白髪が増えてきた場合は、何らかの疾病の影響も考えられますが、通常はまず心配ないそうです。
白髪が、その毛根の根元に存在するメラノサイト(色素細胞)の減少や機能異常によって発生することは一般的です。
しかし苦労やストレスによってメラノサイトが減少したり機能異常をおこしたりすることはあまり考えられないのです。
実際、皆さんのまわりにも、すごく多忙なはずなのに、黒々とした髪を維持している人は大勢いるでしょう。
そう考えると、やはり白髪を発生させる要因は、遺伝的なものがほとんどなのかもしれません。
ちなみに、一度壊れてしまったメラノサイトは、再生させることは難しい言われています。
もし病気が原因で急速に白髪が増えているとしたら、一刻も早く治療するべきでしょう。
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急激なストレスで白髪になることはあるのか?
映画や漫画などでときどき、強烈なショックを受けた人が一夜にして白髪になってしまう…
といったシーンを見かけることがありませんか?
たとえば有名なところでは、18世紀のフランス王妃マリーアントワネットが死刑宣告を受けたことで恐怖のあまり白髪化してしまったというエピソードがあります。
また、数年前には、某局の男性アナウンサーの白髪化が急速に進み、「何か衝撃的な事件があったのでは?!」とネット上で話題になったりもしました。
ちなみに、その真相は単に白髪染めをやめたからだったようですが…
しかし、実際に急激なショックやストレスが原因で白髪になってしまうといった現象は実際に起こり得るのでしょうか?…
一寸先では何が起こるかわからない現代社会…
突然、髪の毛が真っ白に変化してしまうようなことがあるとしたら、それだけで恐怖ですからね。
結論としては人の髪の毛が瞬時に白髪になることは、現実的にはあり得ません。
ただ、精神的なショックなど、強いストレスが原因で、銀髪(ぎんぱつ)に見える現象は起こり得ます。
この銀髮はメラニン色素を維持してはいるものの、光の反射具合によって真っ白に見えることがあるといいます。
老化現象による白髪とはまったく別の現象ですが、ショックで白髪に…
という都市伝説の出所としては有力と言えるでしょう。
頭髪が銀髪化するメカニズムは次の通りです。
髪の毛は、血管を通して根本から栄養を吸い上げています。
ところが、強いストレスなどによって血液の循環が極端に低下すると、皮膚の末端まで十分な栄養が行き渡らなくなってしまいます。
それにより毛髪皮質細胞が脆(もろ)くなり、髪の毛1本1本の中の空気の含有量が増えることで、銀色っぽく色が変化することがあるのです。
こうしたストレス性の銀髪は白髪と違い、一時的なものに過ぎません。
ストレスの原因が解消されれば、生え変わるときには元通りの黒髪に戻るからです。
ロマンスグレーも結構ですが、やはり体のためにも髪の毛のためにも、できるかぎり健やかな生活を心がけるべきなのでしょう。
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