学生の頃に本をよく読むようになってから、社会人になってパソコンを使うようになってから、視力が一気に悪くなった人は多いのではないでしょうか。
毎日コンタクトをはめたり、外したり、大変ですよね。
もちろん視力は良いに越したことはありません。
では一旦低下した視力はもう回復することは不可能なのでしょうか。
そこで、視力回復の為に、遠くを見ることが効果的だと、よく聞いたことがあります。
この噂は、本当なのでしょうか?
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視力回復トレーニングとして遠くを見ることは効果があるの?
パソコンを使うようになってから、急激に目が悪くなってきた・・・・・。
そう実感している人は多いのではないでしょうか。
低下する一方の視力を少しでも引き戻そうと、休憩時間に目の運動をしてみたり、窓から遠くを眺めてみたりと、あの手この手を講じていませんか?
では、昔からよく言われる「遠くを見つめると目が良くなる」という噂は、事実なのでしょうか。
結果、遠くを見ることで一度進んだ近視が改善される可能性は、大人の場合ほぼゼロと言っていいでしょう。
ただし、近視の進行を予防する効果はあると思います。
パソコンのみならず、スマートフォンの普及で現代人の目はいっそう酷使されています。
視力の回復は見込めなくても、こまめに遠くを眺める効果は大きいということです。
遠くといっても、山や森などの風景を見ろというわけではありません。
ほんの3メートル先の壁に数秒目を向けるだけでも十分なのです。
目の水晶体を動かしている毛様体筋は、近くを見るときに収縮し、遠くを見るときに弛緩します。
毛様体筋が収縮している時間が長いほど近視が進む傾向があるとされていますから、たとえばパソコンを使っているときも、画像や動画を読み込んでいる隙など、5分に1度くらいのペースで視点を遠くに移してやれば、そのつど目の筋肉がふっと緩むのが実感できるはずです。
ちなみに視力が下がるということは、より近くで”焦点が合いやすくなっている”ことでもあり、つまりは目が「適応」している状態とも考えられるといいます。
軽度の近視であれば、必ずしも目の健康状態として悪いことではないのです。
ただし、あまりに近視が進んで”強度近視”になると、網膜の病気の発症率が上がるなどリスクもあります。
できることなら、ほどほどの近視にとどめておきたいですね。
オフィスの壁でも窓でも、ちょこちょこ毛様体筋を緩めるための目印を見つけておきましょう。
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