水虫には「お酢が効果がある」って話は本当なのか？

水虫…一度かかると厄介ですよね。
夏場ともなれば、特に水虫にならないようにとソワソワしますし、病院とかで人と同じスリッパを履くのも何だか気が引けます。

一説によると、水虫にはお酢が効果があると迷信で言われていますが…
この話、本当なのかのでしょうか？

水虫にはお酢が効果があるって本当なの？

日本は高温多湿の国です。
とくに夏場は、ちょっと歩いただけで革靴やブーツの中は汗ばみがちで、水虫になりはしないかと心配になります。

ちなみにこれは男性だけの悩みではなく、水虫は意外と女性にも多いと聞きます。
そんな中、昔からよく「水虫はお酢を塗れば治る」とか「熱い砂の上を歩けば殺菌される」なんて噂を耳にするが、これって本当なのでしょうか？

結論から言えば…これはどちらも迷信でしょう。
水虫菌は白癬菌（はくせんきん）というカビ類の一種です。
白癬菌は酸にも熱砂にも弱い側面はあるかもしれませんが、他の治療法を差し置いてお酢が効果的か？…というと、それはあり得ません。

基本的に細菌類が酸に弱いのは事実です。
しかし、だからといってお酢で水虫が治るわけではないのです。

それよりは、蒸れや湿気など、水虫の発生につながる生活習慣を改善する方がよほど効果的です。
統計によれば8時間以上靴を履いていると、白癬菌が繁殖しやすくなるのだといいます。

大切なのは通気を維持することです。
水虫に悩まされている人は、健康サンダルを使ったり、極力蒸れるような履物を避け、身の回りを清潔に保つ工夫をしてください。
また、入浴の際に足の指先までしっかり洗うことも重要です。

そして何よりも、専門医にかかって抗真菌薬を投与してもらうのが一番の治療法です。
たかが水虫と侮らず、早めに皮膚科に相談するべきなのです。

そもそも裸足で砂浜を歩くのはそんなに衛生的ではありませんし、砂の中にガラスの欠片や石が転がっていることもあるでしょうからあまりオススメできません。

一度かかると治療は一筋縄ではいかない水虫…
毎日、革靴を書いているようなビジネスマンはくれぐれもご注意を！

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