健康のために「玄米」を食べている人…
意外と多いのではないでしょうか。
しかし、この「玄米」…
実は健康に悪いという話もあるのです。
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「玄米」って本当は健康に悪いの?!
玄米は稲の果実である籾(もみ)から籾殻(もみがら)を除去したものです。
精白された米(白米)に比べてビタミン、ミネラル、食物繊維を豊富に含んでいます。
かつて米飯、味噌汁、漬け物といった一汁一菜の質素な食事が中心だった時代には、玄米は貴重な栄養源となっていました。
白米に比べて炊飯に時間と燃料がかかることから、大都市では白米食が普及しましたが、その結果ビタミンB1の不足から脚気(かっけ)が流行し、別名「江戸患い」とも呼ばれたのです。
現在のように、豊富な副食メニューに恵まれている状態では、なかなかビタミン不足は起こりませんが、健康ブームの中で玄米が再び注目を浴びているのです。
圧力釜や新しい炊飯器の登場で、家庭で手軽に玄米を美味しく炊くこともできるようになりましたが、玄米が身体にいいという説は疑問視されているのです。
「玄米=身体にいい」説を怪しくさせているのは、玄米に含まれる「フィチン酸」という物質でなのです。
このフィチン酸は、重金属を始めとする発ガン性物質を吸着して体外に排出させる働きをもっており、それにより玄米はガン予防の食品と
して重宝され、身体にいいとされているのです。
しかし、フィチン酸が排出するのは、重金属だけではありません。
鉄、亜鉛、カルシウムなど必要な成分も一緒に排出してしまうのです。
ある妊婦が身体にいいからと妊娠中に玄米ばかり食べていたら、すぐにでも輸血が必要なほどひどい貧血状態の子供が生まれたという話もあります。
そもそも、あえてフィチン酸を摂取しなくても、体内には自然に重金属を体外に排出する機能があります。
わざわざ玄米によって、その効果を得ずとも良いのです。
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