有名なところで言えば、「ガリガリ君の歌」や日立の「この木なんの木」…
他にも「タケモトピアノ」やJR東海の「そうだ 京都、行こう。」など、多くの人が頭の中に「CMソング」が流れるのではないでしょうか。
今回はこの「CMソング」について、もし会社で「CMソング」を作るという話になってときに、覚えておいて欲しいお話をしたいと思います。
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「CMソング」は無名作曲家に依頼した方がお得らしい件
音楽には私たちの情動(じょうどう・身体的表出を伴うような、一時的で急激な感情の動き)を操作する力があり、広告に有効利用すれば視覚的な効果以上の感動や興奮などをもたらすことができます。
あるCMソングの検証実験で、世界的に有名なミュージシャンと、無名の作曲者による音楽…
この2つの反応を調べた企業がありました。
参加者に複数のCMパターンを見せ、その際の心と体の変化を検査したところ、すべてのパターンで無名の作曲者による音楽の方が、良い反応だったのです。
この意外な結果によって、費用対効果も考えた企業は、安価な無名の作曲家の音楽を使うことにしたといいます。
音楽を耳にすることで商品を無意識に覚えるため、広告において音楽は重視されます。
これは、ブランドイメージを定着させる方法の一つで「強制的音楽連想」といいます。
また、CMなどで流れてくる音楽が頭の中でリフレイン(詩・楽曲の各節最後の部分をくりかえすこと)することがよくあるかと思います。
こんな状態を「イヤーワーム(耳の虫)」と呼びます。
イヤーワーム
ドイツ語から翻訳された言葉で、「ある音楽が頭にこびリついている」状態のことをいう。
実に95%以上の人が体験したことがあるといわれている。
マーケティング研究者のジェイムズ・ケラリスとダニエル・レビティンが広めた。
原因は明らかになっていないのですが、回避できない強迫性により、不快感を持つ人が多いといわれています。
しかし、記憶をより強固なものにしていることは間違いはありません。
そして知っているという記憶は、商品への親近感に差し替わるのです。
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