先日、友人のギター(2本)を盗んだとして、野畑慎(のはたしん)容疑者34歳が逮捕されました。
この容疑者…
野畑慎という名前を見て思い出した方は、かなりのアニメ好きと言えるでしょう。
というのも、野畑容疑者は元歌手で「The ROOTLESS」というバンドのvocal(ボーカル)でした。
そして、その「The ROOTLESS」は、なんとあの漫画やテレビアニメで大人気「ONE PIECE(ワンピース)」の主題歌を歌ったバンドだったのです!
ONE PIECE(ワンピース)と言えば、世界中で現在83巻まで発売されいる大人気の漫画・アニメです。
おそらく世界一だと思いますが、漫画・テレビや映画などでも莫大な売上を挙げているはずです。
そんなONE PIECE(ワンピース)の主題歌を歌った「The ROOTLESS」のボーカルだった野畑容疑者…
彼は容疑を認めて「ギターは質屋に入れた。競馬に使う金欲しさにやった」と供述しています。
どうやら生活状況は厳しかったようで、野畑容疑者は借金を抱えたり、家賃滞納で部屋を追い出されていたりもしていました。
ギターも一緒に住まわせてもらっていた友人にあったものでした。
あのONE PIECE(ワンピース)の主題歌を歌っていれば、一気に有名にもなり仕事も増える…
また、そもそもONE PIECE(ワンピース)の主題歌の印税も入ってきたはず。
そこで、ここではワンピース主題歌を歌っていた「The ROOTLESS」のギャラについて探ってみたいと思います。
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ワンピース主題歌を歌った「The ROOTLESS」のギャラっていくらだったの?
野畑容疑者の事件から、ONE PIECE(ワンピース)主題歌を歌った「The ROOTLESS」のギャラがどんなくらいだったのか気になるところです。
そもそも「The ROOTLESS」は2010年10月20日にONE PIECE(ワンピース)に起用された「One day」でメジャーデビューしています。
当時「One day」がONE PIECE(ワンピース)でオンエアされると、アニメのオープニング映像はYouTubeで400万再生を突破しました。
また当時の歴代の主題歌の中でもトップクラスの注目を集めていたと言われています。
それが証拠にレコチョクでは、AKB48に次ぐウィークリー第2位となり、デイリーでは一時、そのAKB48を抜いて第1位にもなりました。
さらに同日配信開始されたiTunesでも、トップチャート(シングル)で、5日間連続第1位を記録していたのです。
この時点でかなり「One day」や「The ROOTLESS」は注目を集め、ギャラにも大きく影響していたと思われます。
しかし実際に「The ROOTLESS」にギャラがいくら入り、ボーカルであった野畑容疑者がいくらもらったか?まではわかりません。
ただ、音楽業界の状況を考慮すると、「The ROOTLESS」のギャラはかなり少なかったのではないかと思われます。
アニメの主題歌のギャラもピンキリでしょうが、数万円という話もあるほど、意外ともらっていないという実情があるのです。
これは印税との兼ね合いや、アニメに人気が出れば自然と主題歌を歌うバンドも有名になるというメリットが発生することも一因だと考えられます。
要はアニメの主題歌は自分たちのバンドの広告のようなもので、そこで収入を得ることができなくても、有名になって後からギャラがついて来るだろう…という慣習のようなものが業界にはあるようなのです。
その点で言えば「The ROOTLESS」は「One day」でメジャーデビューしたバンドです。
言ってみればONE PIECE(ワンピース)ありきのバンドでした。
ONE PIECE(ワンピース)の「One day」のおかげでバンドも有名になり、実際にライブで人が集まり、CDも売れたはずです。
しかし「The ROOTLESS」はデビューから2年後の2012年(12月31日付)で所属事務所から離脱…
その後は2013年にベースとギターがそれぞれ脱退2014年にはバンド名を「Rootless」に変更するも、2015年には解散しています。
おそらくONE PIECE(ワンピース)の勢いは一時で、そこから右肩下がりの状況になったものと考えられます。
ですので野畑容疑者が逮捕された時の職業はミュージシャンではなく、とび職となっていたのです。
その現状から見て、音楽の収入はほぼゼロなのだと見ても良いのでしょう。
世界的に有名なONE PIECE(ワンピース)の主題歌を歌ったバンドのvocal…
それでも、なかなか食べていけない現状に、毎日コツコツ働いて給与をもらえるビジネスマンがどれほど安定していて、恵まれているかがわかるニュースでした。
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