仕事を「ゲーム感覚」でやった方が意外と成果が出る件

ビジネス(仕事)は、ただ右から左に処理していくだけなら、決して楽しいものではありません。
でも、人生の多くの時間が仕事に割かれるのですから、どうせなら楽しみながらやりたいものです。

では、どうすれば仕事を楽しめるのか?…
仕事を「ゲーム」と考えればいいのです。

こんなことをいうと怒られそうですが、実際にそうなのです。
そもそも仕事の場というのはゲームと同じ「架空の空間」であることを認識すべきです。

これは仕事を辞めてみると本当によくわかります。
仕事を辞めると、仕事で知り合った人とのつきあいは自然となくなっていきます。

培ったキャリアやスキル、役職がものをいう場もなくなっていきます。
仕事から一度離れると、そこで得たものの大部分は消えてなくなってしまいます。

だから仕事は架空の空間であり、ゲームをやっているのと同じような感覚で捉えるべきなのです。
たとえ仕事で苦しいときがあっても、それはゲームの中だけのこと…

苦しみが続かないとわかっていれば、耐えることもできます。
一日の仕事を終えた時点で、ゲームは一度リセットされ、いつもの自分に戻ります。




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ゲームといえば、ギャンブルだってそうですが、のめり込みすぎると痛い目を見ます。
仕事も同じです。

何事も楽しむには、そこからちょっと距離をおいて、客観的な目で見ながらつきあっていくほうがいいのです。
たとえば、映画を見ながら感動の涙を流しても、映画が終われば笑顔に戻ります。

物語にどっぷりつかっていつまでも泣いているようでは生きていけません。
それと同じです。

仕事をしているときは徹底的に打ち込むけれど、終業時間がきたら仕事のことは考えない…
この切り替えがうまくできると、仕事が楽しめるようになるのです。

所詮、仕事はあなたの人生のほんの一部分です。
人生をファイナンス的にサポートするための一手段です。

寝ても覚めても仕事三昧で、そこに人生をまるごと捧げてしまい、それに振り回されるような生き方をしていると、仕事はどんどん楽しく
なくなります。
取るに足らない小さなミスが、人生を狂わせかねない大事のように思えてきます。

今、日本では年間約3万人の自殺者が出ているといわれます。
その中には仕事にのめり込み、人生を捧げたために、自らの命を奪う選択をしてしまった人が少なからずいるでしょう。

仕事とは、人生のほんの一部分にすぎません。
それを決して忘れないことです。

ただし、ゲームは勝ってこそ面白いものです。
勝たなければやる価値はありません。

つまり、仕事は勝って結果を出さなければ価値がないわけです。
勝つために、「ゲーム感覚」をうまく利用しましょう。

いかに効率よく時間を使って、いかにいい結果を出せるか?…
それを楽しむのです。

この感覚を仕事に持ち込まないと、逆に時間をかけてゆっくり、コツコツ丁寧に…と、効率の悪い仕事に精を出すことで得られる充実感のほうに、喜びを見出してしまう危険があります。




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では「ゲーム感覚」を仕事に持ち込む具体的な方法は?…

答えは簡単です。
やはり、「デッドライン」です。

たとえば、あなたは今日中に終わらせなければならない8つの案件を持っているとします。
1日8時間勤務であれば、1件につき1時間以内で終わらせなければなりません。

ただし、来客の予定もあるでしょうし、会議にも参加しなければならないはず…
その分を差し引いた結果、残りが4時間しかなければ、1件30分で片づける必要があります。

それぞれの仕事のデッドラインは「30分」と決まるわけです。
そしてデッドラインが決まれば、それを達成するべく段取りをつけて仕事を進めていきます。
時間との勝負です。

「デッドライン」を決めておかないと、仕事は延びに延びていきます。
就業時間内では終わらず、残業の毎日になるのはそのためです。

残業が続けば、心を落ち着かせてくれる家族とともに過ごす時間もなくなりますし、睡眠時間が当然足りませんから、疲労が蓄積していきます。
ますます仕事の効率が悪くなり、そうなると結果は出せません。

「デッドライン」を決め、それを実行するだけで、そんな悪循環が起こるのを防ぐことができるのです。
あなたも今日から「デッドライン仕事術」を始めてください。

本当にやれるのだろうかなどと疑問に思うヒマがあったら、まずやってみることです。
やってみれば「必ずやれる」ことがわかります。

人間は「締め切り」が決まってしまえば、不思議とやれてしまうものなのです。
一つの仕事が「デッドライン」で達成できたら、その他の仕事にも「デッドライン」を適用して次々と挑戦してみましょう。
一つひとつ達成していくたびに得られる達成感によって、「仕事が面白い」という気持ちがあなたの中に生まれてくるはずです。

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