「強みと弱み」と「フィードバック分析」について
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あなたはビジネスにおける「強み」を持っていますか?
また自分の「弱み」を知っていますか?

今回はドラッガーが紹介している「フィードバック分析」か、その「強みと弱み」について探ってみましょう。




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ビジネスにおける「強み」と弱み」


コンピテンシーという言葉は日本でもすでに一般的になりました。
単なる能力を指すのではなく「成果に直結する能力」を言い、「与えられた状況内で指示されて動くレベル」、「状況内でベストの選択ができるレベル」、「状況内で独立して遂行できるレベル」、「状況そのものを変革·創造できるレベル」などに分けられます。

ビジネスパーソンには、高いレベルのコンピテンシーをさまざまな分野で発揮することが求められます。
しかし、すべての分野に精通した人物などそういるものではありません。
それにオールマイティというのは、ともすると「広く浅く」になりがちです。

今、必要なのは「狭く深く」のタイプ、一つの専門能力に秀でたスペシャリストです。
ある分野で状況を変えられるほど高いコンピテンシーを有し、自分の競争力のコアとして発揮できる人…
ドラッカーはこうしたコンピテンシーを強みと呼び、自分の強みを客観的に認識することを強調しています。

では、自分の強みを把握するにはどうすればいいのでしょうか?…
得てして自己評価に関しては甘く不正確になってしまいがちです。
逆に言えば正確に自分自身を知ることは、セルフマネジメントの第一歩ともなります。

自分の強みを知る方法としてドラッカーが紹介しているのが、「フィードバック分析」です。
仕事を始める前に、目標として期待する成果を決めておき、一定期間後に事前の期待と実際の成果を照合してみる方法です。
期待と成果を比べて、成果が期待値より大きかった場合は自分の強みがわかり、その逆、つまり成果が期待値より小さかった場合は自分の弱みが明らかになります。




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「強みと弱み」と「フィードバック分析」について


さて、強みを知り弱みが把握できたら、次にすべきことは、強みをさらに伸ばし、弱みを克服する努力をすることによって、自分の競争力を高めていくことです。
このやり方に王道はありません。
方法はただ一つ、普段から継続的な学習を行うことに尽きます。

ドラッカーは成果を上げる人間のタイプなど存在しない…
有能な人たちは性格や能力の傾向、知識の量や仕事の方法など、みんな千差万別であり、ただ成すべきことを成す能力だけが共通していると述べています。
そして、成し遂げる能力の本質は習慣的な力であるとも指摘しています。

「人間は習慣の束である」という言葉があります。
小さな習慣の積み重ねで、人間が形成されているということです。
能力とは練習や反復による習得力のことに他なりません。
それだけに、目標を持ち、完全をめざして「努力を反復する」ことがコンピテンシー形成に最も必要になってくるのです。

ドラッカーのフィードバック分析で、とりわけ日本人に意義があるのは「弱み」の把握だと私は思います。
日本人は強みよりも弱みに注目しがちだからです。
これは私たちの欠点でもありますが、同時に弱みの克服法やノウハウにすぐれていることを意味しています。

それに事前の期待と実際の成果は一致する方がまれで、成果が期待を下回ることのほうが多いものです。
実際の成果が当初の期待を下回ったということは、自分の遂行能力になんらかの不足があったからに他なりません。

したがって、その差をチェックすれば自分に欠けている能力は何か、何を学ばないといけないかといった弱点や改善点を明らかにすることができます。
履歴書には学歴や経歴、職歴を書きます。

しかし本来、学歴は学校歴ではなくて学習歴を、経歴は役職ではなくて経験歴を、職歴は経験した職業や職種ではなくて仕事の歴史…
つまり仕事歴を書き入れるべきものではないでしょうか。

自分自身が歩んだ歴史そのものである学習歴・経験歴・仕事歴の総体を「キャリア」と呼びたいと思います。
キャリアを開発・発展させるという思想は、学習歴・経験歴・仕事歴の間の垣根を取り払い、人生のステージに応じて行き来する時代の到来を後押しすることになるのではないでしょうか。

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