イスラム最高の詩人ハイヤームは酒への愛を歌っている?!
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トゥグリル・ベクによって率いられたセルジューク家は、イスラム化したトルコ人集団であり、このベクによって1038年、セルジューク朝が興され、ベクはアッバース朝のカリフ(イスラム教創始者ムハンマドの後継者の意)から、初代「スルタン(スルターン・支配者)」の称号を授けられました。
そうしてセルジューク朝は現在のイラン、イラク、トルクメニスタン周辺を勢力圏として12世紀まで栄えたのです。

「オマル・ハイヤーム」は、このセルジューク朝のマリク・シャーの時代、現在のイランから宰相のニザーム・アル・ムルクによって招聘されました。

数学・天文学に通じた学者であったハイヤームは、マリク・シャーが建造した天文台で暦法の改正などを行ったのです。
ハイヤームはペルシア語による四行詩「ルバーイイ」を多数歌っており、これは詩集「ルバイヤート」として、彼の死後に公表されました。

ところで、イスラム教は宗教的観点から飲酒を禁じているが、「ルパイヤー」(小川亮作訳)は「今日こそわが青春はめぐって来た!酒をのもうよ、それがこの身の幸だ(16番)」など酒への賛美を歌っているのです。

これはハイヤームが、形式的なイスラム教徒であったことを物語っていると言えるでしょう。
この「ルバイヤート」によってハイヤームは、イスラム世界最高の詩人の称号を得たのでした。




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