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Apple情報専門の米ニュースサイト「9TO5MAC」が、いよいよ日本でも年内に「Apple pay」が本格的に導入・開始される可能性があると報じました。
すでに、iPhoneが日本で販売された2008年から早8年…
ひょっとすると、またAppleが「Apple pay」を武器に、私たちの生活を変えてしまうかも知れません。
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Apple payとは?
まずは、そもそも「Apple pay」とは一体何ぞや?…というお話からです。
「Apple pay」はApple社が開発した電子決済サービスのことです。
最近では「line pay」や「Android Pay」など、同様の電子決済サービスがありますが、「Apple pay」の特徴としては最新のスマートフォン機種であるiPhone6やiPhone6 Plusなどで、クレジットカードやデビッドカードをカメラで撮影すると、複数枚のカード情報を登録することができる点です。
この機能(NFC:近距離無線通信)を使用することで、指紋認証やワンタイムナンバーを使用するだけで支払いが完了し、カードの情報がアップル社や店舗に残らず、安全性が高いと言われているのです。
ちなみに対応しているカードはVISA、MASTER、AMEXの3つで、これからも増えていくことが予想されます。
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Apple payの日本で普及する可能性
さて、この「Apple pay」が日本で導入されると普及するのか?…
その点が重要です。
9to5Macが入手した資料によると、Apple PayはMasterCardのサポートを受け、年内に日本やシンガポール、さらにはブラジルや香港でサービスが開始される可能性があるとされているのです。
そもそもApple Payは、これまで本国であるアメリカはもちろん、イギリスやカナダ、さらにはオーストラリアなどでApple pay利用されています。
ただ、これまで英語圏の先進国が中心だったのですが、今年の2月17日より世界最大のスマートフォン市場である中国でも、Apple payが導入され、年内にはフランスにも導入することが発表されているのです。
特に中国が元々スマートフォンで決済を行うシステムは何年も前から利用されており、日本よりも遥かに大きな市場であったことから、アジア圏で初めて導入されたものと思われます。
ただ、始まったばかりにApple Payの中国導入ですが、すでに中国ではTencent Holdingsの「Tenpay」とAlibaba Groupの「Alipay」という国内の大手企業が提供する独自の決済システムがあり、Apple Pay普及の障壁となっているのです。
すでに昨年末の時点で3億5800万人の中国人が、スマートフォンで何らかの商品代金を支払っているとされ、苦戦が強いられるものと予想されているからです。
この点を考えると、日本でもスマートフォン決済のできる「Paypal」(ペイパル)や楽天スマートペイ、クレディセゾンや三井住友カードがすでにあり、いくらApple Payとは言え、簡単にはいかないことが予想されます。
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Apple payの日本で普及する際の課題
もちろんApple Payもこの状況を十分に把握しているでしょう。
そのため、おそらくApple Payが行うのが大手銀行との提携だと思われます。
たとえば苦戦が予想される中国においても、Apple Payはすでに19の中国内の銀行と提携しており、今後は中国内のクレジットカードとデビットカードの約80%でApple Payが利用できるとコメントしています。
おそらく中国と同様にApple Payも日本国内の銀行や金融機関と連携し、既存のスマートフォン決済システムに対応しようと策を練って来るでしょう。
ただApple Payのライバルは実は「Paypal」(ペイパル)や楽天スマートペイだけではなく、実はモバイルSuicaや楽天Edyなどに代表される電子マネーにもなるという側面があるのです。
つまりSuica(スイカ)のようにスマートフォンを交わすだけで電車に乗れるようになるのです。
そのためApple Payも機能的にはモバイルSuicaのように使う事ができるのですが、読み込みに5秒ほど時間がかかるようで、ただでさえ混み合う駅の改札でスムーズに利用できるのか?というような問題もあるのです。
今のところ今年の年末には日本に導入されるであろうと言われているApple Payですが、果たして上手く普及していくのか…
これからが注目です。
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