みなさんは毎日の仕事を経験や勘でこなしているのではありませんか?
社会人として様々な仕事をこなしていると、次第に自分のやり方ができ上がってきて、ある種の「必勝パターン」のようなものが確立されてくることがあります。
たとえば「新規のプレゼンテーションではこういうふうに話を進めて先方を口説けば、必ずうまくいく」…
といった過去の成功に基づいた自分なりのセオリーのようなものです。
ところが、そればかりにとらわれると、やがてそのやり方が絶対的に「正しい」と思い込み、目の前の現実と離れてしまいがちになることがあります。
万が一、その必勝パターンが崩れるようなアクシデントがあってもなかなか修正できず、今度は「こんなはずはない。自分のやり方は正しい!」という思いから抜け出せなくなってしまうのです。
ここで覚えておきたいのは、「物事を正しいかどうかだけで判断するのは危険だ」…
ということです。
同じ仕事でも内容や相手が変われば、セオリー通りに進まないことが起こるのはよくある話…
それにもかかわらず、目の前で起きている「事実」よりも「自分の中の正しいやり方」を貫き通すのは、きわめて視野の狭い考え方なのです。
たとえその事実が自分にとって不利な内容であったとしても、それをきちんと受け入れて自分の考え方を修正することこそ、エッジの効いたビジネスマンには必要なのです。
このスタンスはビジネスの場だけではなく、家族や友人、それに夫婦関係においても欠かすことはできません。
正しいか、正しくないかよりも、現実に存在する「事実」の方が大事だということを認識すべきなのです。
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