テレビの「食後すぐの歯磨きNG説」は間違いだった?!

皆さんは食後すぐに歯磨きをするでしょうか?…
職場でも携帯用歯ブラシなどを用いて昼食後に歯を磨く人をよく見かけるかと思います。

しかしそんな中、一部のバラエティー番組や健康情報番組で「食後すぐの歯磨きはNG」説が流れて、論争が巻き起こっているのです。
果たしてどちらの説が正しいのでしょうか?

NG説では、食事直後は食べ物の酸によって唾液の中和が起き、歯の外側にあるエナメル質が一時的に柔らかくなる…
それが再び硬くなるまでの30分間は歯磨きを控えた方が良い、というものです。

歯磨きによってエナメル質が削り落とされてしまう…
このNG説に異議を唱えたのが日本小児歯科学会です。

2012年に公式ホームページで「食後の歯磨きについて」との見解を発表しました。
この中では「食べ物の酸によるエナメル質の軟化は、一般的な食事では無視できる範囲のものである」、「口内の細菌や食べ物のカスを歯磨
きによってとり除くことの方が口内環境で重要」と記したのです。

結論として食事の後は早めに歯磨きをする方が良いということになります…
また食後の他に、「口内の細菌をとり除く」ためには、起床直後と就寝直前の歯磨きが重要といわれています。
睡眠中は唾液が減って口内の細菌が増殖しやすいからだそうです。

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