社用のパソコンを使用で使った場合、バレばければ問題ないでしょ、と思いますが、この場合は本当に問題にはならないのでしょうか。
今回は、退職を考えている人が、次の仕事が決まるまであまり期間をあけたくないと、保険としてこっそり社用パソコンを利用して転職活動をしていたのがバレた場合を例に、どのような問題になるのかをみていきましょう。
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社用パソコンを私用で使った場合は問題になるの?
いつリストラにあうかもわからない。
保険をかける意味でも、会社から転職サイトを利用する人もいるでしょう。
もしもこのことが会社にバレた場合は・・・・・?
自社の従業員が転職活動していることに気づいたとしても、会社はその事実だけを理由に従業員を不利に扱うことはできません。
社に残るよう説得したり引き留めたりすることはともかく、転職を妨害することは許されないのです。
誰にでも自分の職業を選択する自由があるのですから、退職の自由だって保障されています。
たとえ、会社が就業規則で「従業員の転職を禁止する」と定めたとしても、裁判所の法廷に持ちこめば無効となるでしょう。
ただ、勤務時間内、あるいは会社の備品を使って転職活動を行っていたとすれば、話は別です。
勤務時間内においては、 自分の仕事に集中すべき義務(職務専念義務)が、それぞれの従業員へ課されています。
もしこの義務に違反すれば、会社から懲戒処分が下っても仕方がありません。
転職活動も、会社から見れば「個人の私事」として扱われますから、やはり仕事中に実行することは御法度なのです。
また、パソコンや電話、FAXなど、会社の業務で使うべき連絡手段を、勝手に個人の用事で流用することも、懲戒の対象となりえます。
もし、こうした社内秩序を侵害した態様の転職活動がバレた場合、会社は、その従業員を解雇できるだけの証拠集めを淡々と開始するもの。
特にデジタル機器の備品は、いつ誰が何に使ったのかという使用履歴が、会社に筒抜け状態であることをくれぐれも忘れずに。
会社の備品を使いながらの、勤務中の転職活動は「ダブルでマズい」ということです。
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