例えば自分の席の机の引き出しや、ロッカーの中に入れていた貴重品が盗まれたとしたら、やっぱり自分の責任になる?
それとも会社に責任を問うことはできるのでしょうか。
今回は社内での貴重品の管理について、お伝えします。
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社内で盗難にあった場合の責任の所在はどこにあるのか?
会社で放置していた財布が紛失した。
犯人はわからないが、盗まれたと思われるとき、会社に管理責任を問うことはできるのでしょうか?
社内でドロボーの被害にあい、犯人がわからないからといって、いちいち会社のせいにできません。
貴重品の管理は、基本的に従業員それぞれの自己責任となります。
財布のような大切なものは肌身離さず自分の目や手の届く範囲で保持しておく必要があるのです。
もし、会社に対して責任を問える場面があるとすれば、貴重品の保管場所として会社が指定したところ(ロッカーや金庫など)に預けたり、会社側に保管を委ねたりしていた場合ぐらいです。
ただ、貴重品の持ち主がうっかりロッカーに鍵をかけ忘れていたかもしれません。
鍵が頑丈でないロッカーだと、むしろ会社から「中に貴重品は置くな」と指示されることもあります。
その場合にあった盗難については、やはり会社の責任を問えず、持ち主の自己責任になると考えるのが常識的です。
たとえ会社の管理責任を問える場面としても、最も悪いのは盗んだ本人ですから、いちはやく犯人を見つけ出す必要がありますね。
どこかに置き忘れた覚えがまったくなく、内部の犯行だと見られれば、上司の協力を得て朝礼などで呼びかけてもらいましょう。
また、早めに近くの警察署へ被害届を出しておきましょう。
被害届だけでは警察官に法的な捜査義務を課せないため、なかなか捜査が入らない場合は、被疑者不明の告訴状の提出も視野に入れるべきです。
今後のためにも、上司や同僚を容疑者扱いするような言動は避けるべきでしょう。
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2017年 9月 15日
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