よく見かける居酒屋のビジネスマンの光景…
居酒屋で2人以上のビジネスマンが話し込んでいれば、話題は十中八九、会社への批判や上司の悪口でしょう。
「社員を無視した、ああいうやり方はないと思うんだ」とか「上が無能だから俺たちが苦労するんだ」とか「給料が安すぎる!」といった会話は、ビジネスマンなら誰もが盛り上がれる話題です。
それが「うちの愚妻が…」というのと同じように、謙遜の気持ちを込めて言っているなら、まだかわいいものですが、何人もの社員が本気で会社批判や個人批判をしている場合はシャレでは済みません。
その会社はかなり傾いていると思った方が良いでしょう。
ビジネス誌の特集などによくある「倒産しそうな会社の条件」の中には、必ずといっていいほど「会社の悪口を言う社員が多い」という内容の項目が入っています。
同僚や部下への愚痴も含めて、身内の悪口を外部の人に話してしまうのは、そもそも社会人としてルール違反なのですが、問題なのは、その社員が自社への愛着を失っていることであり、そういう社員がたくさんいる会社は経営的にも順調ではないことが多いからです。
もしも、社員同士の関係が良好で、会社をよりよくしようという熱意で一致団結していれば、大きな不景気の波にも立ち向かえる体力があるでしょう。
しかし、社員同士が陰で悪口を言い合うような会社だとしたら、会社がピンチになっても誰も頑張ろうとせず、他人任せにして会社のせいだと傍観するに違いないのです。
また、組織としての風通しの悪さや社内に漂うギクシャクした雰囲気は、来訪した外部の人間にも案外わかってしまうもの…
些細なことでも人によっては敏感に感じ取ってその会社の将来性に不安を抱かせてしまうことになり、それがもとで取引が縮小されたり、取り消されたりすることにもなりかねません。
赤提灯で会社の悪口を言ってストレスを発散させる気持ちはわかります…
ただ、ビジネスマンたるもの「だったら俺が変えてやる!」ぐらいの気概があって欲しいものです。
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