念願のマイホーム…
ビジネスマンの中には憧れている人も多いのではないでしょうか。
しかし、マイホームを現金一括で買える人はそうはいません…
基本的には30年近くの住宅ローンを組んで購入するの人が大半のはずです。
さて、この住宅ローン…
返済できているときは良いのですが、もし住宅ローン返済できない場合はどうしたら良いのでしょうか?
今回はそんなお話です。
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住宅ローン返済できない場合はここに相談してみるべし
平成24年度の自然人の自己破産申立件数は約8万2668件で、ここ数年は減少傾向にありますが、収入が増えないことから住宅ローンがらみの借金苦の人はまだまだ多いようです。
特にバブル期に高値で不動産を購入し、高額の住宅ローンを組んでいる人で会社の倒産やリストラにより失業の憂き目にあった人などにとっては深刻な問題です。
こうした住宅ローンの返済が困難になり、借金についての法的処理が必要となった場合には、前項で述べた借金整理と同様の方法で債務の整理をすることになりますが、住宅金融支援機構(平成19年3月以前は住宅金融公庫)や銀行などの借入先に相談するのも方法です。
住宅ローンの返済が困難な人に対処すために、支払延期などの措置があります。
住宅金融支援機構では、月々の返済で困っている場合、返済方法を変更してくれます。
現在の月々の返済が困難な状況にある人は、相談するのも良いでしょう。
ちなみに、返済方法の変更メニューには…
➀不況で返済が大変な場合の返済期間の延長(最長15年間)
➁据置期間設定(最長3年)
➂一定期間返済額を減らして支払う方法
➃ボーナス分の返済が負担になっている場合のボーナス返済額の変更
などがあります。
自営業者の場合も、事業不振による倒産・廃業、連鎖倒産受注減による倒産減収などの場合に、同特例が適用されます。
なお、民事再生法により、住宅を手離さずに再生する方法もあります。
銀行からの住宅ローンの借入れで返済が困難な人に対しては、借入先の銀行で相談に乗ってくれます。
しかし、取引先の銀行での相談はなかなかやりにくいものです。
こうした場合には、銀行のよろず相談所を利用するのもよいでしょう。
銀行とりひき相談所は全国に50個所あり、銀行に関する様々な相談、意見、苦情を受け付けています。
また、各種のトラブルがなかなか解決しない場合、弁護士会紛争解決センター(東京・大阪・名古屋)の利用が可能です。
なお、全国銀行協会相談室および大阪の銀行とりひき相談所では 銀行ローンの返済で困っている人のために、カウンセリングサービス(無料)が実施されています。
◆住宅ローン返済が困難な人の相談先および紛争解決機関
<相談>
住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫)
(コールセンター) ☎0120-0860-16
全国銀行協会相談室 ☎0570-017109
銀行とりひき相談所
(札幌) ☎011-271-7078
(名古屋)☎052-218-6150
(大阪) ☎06-6942-1012
(広島) ☎082-246-7361
(福岡) ☎092-715-0331
※この他にも相談所はあります<借金整理>
法テラス(日本司法支援センター)
コールセンター ☎0570-078374
各地の弁護士会の法律相談センター
東京=四谷法律相談センター ☎03-5312-2818
東京=錦糸町法律相談センター ☎03-5625-7336
東京=八王子法律相談センター ☎042-645-4540
都道府県の無料法律相談所
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