ターミネーターがGoogle創業者を狙わない理由とは?

検索エンジンやWEB広告のみならず、今やAndroidをひっさげてスマートフォンの世界にも殴り込みをかけ確固たる地歩を築いた多国籍企業グーグル(Google)…
その勢いは留まることを知らず、2010年代に入ると何とロボット業界にまで進出しました。

数々のロボット関連企業を買収するとロボティクス部門なる新部署を設置し、2020年までにコンシューマ向けロボットの完成を目指す」と発表したのです。

そのグーグルが2014年7月、「殺人ロボット」に対して、グーグル創業者であるラリー・ペイジ氏とセルゲイ・ブリン氏の2人を標的から外すように設定していたというニュースが出回ったことがありました。

この設定ファイルは当時、グーグルのサーバー上で確認することができたのです。
この設定をにはUser-Agentというところに「T-1000」と「T-800」という名前が書かれていました。
映画好きの人はピンときたのではないでしょうか…

そう、この2つは、映画「ターミネーター」でアーノルド・シュワルツェネッガーが演じた人型サイボーグと、彼に敵対するサイボーグの名前なのです。
つまり、これは明らかなジョーク…

元ネタは、検索エンジンのロボットに対して「特定のサイトを見つけてほしくない」ときにする設定「robots.txt」で、この頭にKillerをつけることにより「殺人ロボットの標的から以下の人を除外してください」とお願いしているように見せているというわけなのです。

ところが、この設定、いったい誰がどのような意図をもって公表したのかが定かではないのです…
一見すると、ロボット企業を続々と買収しているグーグルが自嘲気味に披露したジョークだと受け取れるものの、グーグルの外にいる人間がシステムに侵入して勝手に行った可能性もあるのです。

というのも、グーグルが傘下に収めたロボット関連企業の中には、「軍用」、「保安用」ロボットの開発に取り組んでいる企業があり、将来的にグーグルがロボット兵器の開発・販売に着手する可能性もあり得ない話ではないからです。

ロボット関連企業を買収しつづけるグーグルに警戒感を募らせた人物が警鐘を鳴らすためにやったのか、それともグーグル自らが仕掛けたジョークなのか…
謎は深まるばかりです。




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