仕事で優先順位がつけられない人は習慣化を心がけるべし!

仕事は延々にあります…
たとえ会社がつぶれてしまっても、倒産処理が仕事になってくるほど。

ですので、大抵のビジネスマンは多くの仕事を抱えていることでしょう。
とは言え、優先順位をつけなければ、さすがに全部をやり切ることはできません。

この優先順位がうまくいかずに、仕事で成果を出せていない人も少なくないでしょう。
そこで、ここでは仕事で優先順位がつけられない人のために、仕事で優先順位をつける習慣に関してお話したいと思います。




Sponsored Links


仕事で優先順位がつけられない人は習慣化を心がけるべし!


あれも欲しい、これも欲しいでは、いくらお金があっても足りません。
私たちは限られた資源(ヒト、モノ、カネ、情報、時間)をやりくりしています。

日常生活では特に、限られたお金と時間で、いかに充実した生活を送るか、知恵を絞る必要があります。
これは会社においても同じことがいえます。

会社だから、どんどん借金してやりたいことをやればいいではないか?…
人が足らなければ採用すればいいではないか?…
と考える人もいるでしょう。
しかし会社でも資源は限られているのです。

90年代前半のバブル経済崩壊までは、右肩上がりで市場規模が拡大傾向にありました。
また金融機関が積極的にお金を貸してくれたので、やりたいことを全部やることができました。

しかしバブル経済が崩壊して金融機関は容易にお金を貸してくれなくなりました。
そして無秩序な規模の拡大は、経営破たんにつながるという事実があちこちの企業で証明されたのです。
つまり「ビジネスとは、投資効果を最大化して利益を得ること」という、ビジネス本来の姿に戻ったのですね。

何かを成し遂げるためには、そこに資源を集中させて何かを捨てなければならないということを肝に銘じる必要があります。
あれもこれも中途半端にならないために、プライオリティ(優先順位)を明確にすることが重要なのです。
プライオリティを決めて、一つ一つ確実に成果を上げていくことが必要なのです。

たとえば、やらなければならない大きな仕事が五つあったとします。
同時に五つを進めることはできません。

五つを対等な課題とするのでなく、プライオリティとして、一番から五番まで優先順位を付けるのです。
一、二番を重点的に進めれば、早くていい仕事ができるでしょう。
一、二番が完了すれば、三から五番の優先順位が一から三番に上がっていくため、それに集中することができます。

人は一見、同時に多くのことを考えているようですが、実は頭の中で切り替えをしているのです。
コンピューターのマルチ処理(同時並行に処理されているように見えますが、タイムシェアリングで時間を区切って処理を切り替える方式)と同じなのです。

たとえば商談と資料収集の両方を考えていても、頭の中ではあるときは商談、あるときは資料収集について考えています。
コンピューターがマルチ処理の切り替えに時間がかかるように、人も切り替えにより集中力が途切れてしまうのです。

ときには気分転換も必要ですが、頭を切り替えると、集中力をもとに戻すまでの間、切り替えロスが発生してパフォーマンスが落ちるのです。
つまり集中が重要です。

一つのことに集中するためには、プライオリティを常に意識しましょう。
大切だと思えば集中力とやる気も高まり、パフォーマンスが上がります。

では、やることがたくさんある場合はどうするのでしょうか?…
この場合も、やはりプライオリティを付けます。

しかし、やることが10個を超えるような場合、数個程度に課題を整理することが必要です。
10個以上あるということは、まったく重要でない課題があるとか、課題の整理ができていないと考えるほうが賢明です。
人は、10個を超える数に対して、同時に記憶することが不得意です。

たとえば、あなたが今日やる仕事の内容が10個以上あったとしたら、簡単に記憶できるでしょうか?…
一つくらいは簡単に忘れてしまうかもしれません。

たくさんあるときは、数個前後にグルーピングできないか、整理できないかを考えます。
なぜ数個かというと、容易に数えられるからです。

昔の人は「数えられる数」として「数個」と定義しました。
数個に整理することが人の生理に沿った、ムリがない数と考えられるからです。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PR

PR

ページ上部へ戻る