いつまでも過去の出来事を引きずっている人がいます。
例えば、過去の栄光をいつまでも自慢する人、過去に成功したやり方ならうまくいくはず…といつまでも同じやり方を通す人、など。
このような人にまず成長はありません。
現実がうまくいかなかったりすると、過去のうまくいった経験にとらわれたくなる時もあるかもしれませんが、成長したい、会社で活躍したい、と思うのなら、まず過去を振り返る事をやめてみませんか?
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伸びる会社の特徴は決して過去を振り返らない
普段、予定の管理などで手帳を活用している方も多いと思いますが、スケジュール帳の使い方には2通りあります。
未来のためか、過去のため。
会議やアポイントメント、会食の予定や懸案事項の類を書き込むのは、未来に向けた作業ですね。
一方、その週に見た映画や読んだ本を記録したり、手帳を忘れて出かけた出張中の出来事を後から記入するのは、過去を振り返る作業となります。
しかし、過去と未来、両方を兼ね備えた手帳でよかったのはもはや昔の話です。
もし、改めて過去を記す習慣があるなら、これからは断ち切りましょう。
「予定が終了して過去になったものの蓄積が、放っておくとデータベースもしくはゴミになっていく」、それくらいの意識でいいのです。
スケジュール帳というのは、一例に過ぎませんが、過去に引きずられやすい人は、極力、振り返らない努力をしましょう。
なぜなら、今、人類はかつて経験したことのない転換期の真っ只中にいます。
大げさでなく、ルネッサンス以降、最大の過渡期です。
社会の仕組みは、大変革を遂げています。
ニュースとなる映像を撮影して編集し、発信するという、かつては特殊な会社が膨大な費用をかけないとできなかったことが、個人レベルで可能になっています。
航空機のチケットの買い方は、15年前と今ではまるで違います。
海外の老舗ホテルの予約にしても、旅慣れず語学に堪能でない人でもパソコンさえできれば、誰の手も借りず簡単にできてしまいます。
世の中は驚くほどのスピードで日々進化を遂げています。
明らかに、「あらゆる物事のやり方」が変わっている時代に、過去の蓄積やデータはもはや役に立たないのです。
「俺の時代はこうだった」などと、上司が過去の栄光に酔いつつ自慢話をすることが許され、それが仕事の役にも立った時代は終わってしまいました。
「部数とページ数さえ伸ばせば、売り上げが伸びる」という過去のビジネスモデルをいまだ続けている新聞社は、窮地に立たされています。
危ない会社はどこも似ていて、古い情報に基づいて対応を間違ったり、何かと過去の例に照らし合わせて意思決定をするのです。
そういう会社は確実に潰れます。
転換期に取り込むべきインプットの量を考えたら、過去に浸っている時間などありません。
過去にとらわれるということは成長がそこでストップする、というとても恐ろしいことなのです。
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