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「ゆとり世代」…
その言葉だけでは片付けられない社員も中にはいます。
つまり「空気が読めない」、「常識がない」と皆から思われるような人物です。
自分と関係ない立場の人間であれば問題ありませんが…
もし、そんな人物が自分の部下だったら、あなたはどんな指導をしますか?
そこで「空気が読めない」、「常識がない」と皆から思われる部下の指導方法について、それぞれ考えていきましょう。
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「空気が読めない」部下の指導方法
これは非常に難しい問題です。
業績等に直接現れるような数字の問題であれば良いのですが、文字通り「空気」であるために目には見えません。
というよりも、これは人生で培ってくるはずの…
また日本人特有でもある一種の能力です。
この能力が欠けているというのは、指導方法以前の問題になってきます。
例えば会社の飲み会などに参加して、皆で2次会に行こうという流れになったときに、「空気が読めない」と言われる部下がそれを断ったとします。
しかし2次会の参加は強要できるものではありませんし、断っても良いものです。
参加を強要するのであればハラスメントの一種になります。
上司や周りの人達を傷つけずに、断るというのも難しい話ですし、空気を読んだとしても、それはそれで違う課題に繋がります。
そういった場合の指導方法としては、納得するまで言って聞かせるしかありません。
それも「こうしなさい」といった言い方はよくありません。
「私はこうするべきだと思う」「こう考えるのが理想的だと思うけど、どうだろうか」のように、最終的には当事者の意思で選択できるように教育しなければなりません。
教えられた側が、偏った考えを押し付けられたとか強要されたと感じたら、それは○○ハラスメントという何かしらのハラスメントになってしまうのです。
実に窮屈な世の中です。最近では「空気が読めない」ではなく、「あえて空気を読まない」などというキーワードもあります。
考え過ぎると、もう何がなんだか分かりません。
現代社会で部下を持つという管理職の方は、難易度の高いマネジメントが求められています。
諦めずに懇々と諭すように教育する…
残念ではありますが…それが現在のところ有効的な指導方法と言えます。
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「常識がない」部下の指導方法
常識がないという部下の言動にはどのようなものがあるでしょうか。
最近ではインターネットを使った連絡方法が挙げられます。
体調不良や病気などで、会社に遅刻してしまうとか、会社を休まなければいけない状態だったとします。
昔ながらの考え方で言えば、必ず会社なり上司なりに電話をしなければなりません。
しっかりと自分の口で現状を報告し、その上でどうしたいかを伝えて、上司や会社から了承を得ます。
しかし最近では、「常識がない」と言われる人は、こういった連絡をSNSなどで行います。
LINEやメールなどで、その旨を報告します。
驚くべきなのは「退社する」という連絡手段まで、そういったもので済ませてしまう人もいるくらいです。
それらのツールは使い方によっては非常に便利です。
朝の忙しい時間に気をつかった電話をするのではなく、必要事項のみを時間を選ばずに報告できるというサービスは便利です。
それはメッセージを受け取る側からしてもそうでしょう。
しかし、できることであれば電話連絡も付け加えて行った方がベターです。
組織は人で形成されており、社会も人で形成されています。
ツールに支配されてはいけません。
まずツールを使って、現状を簡単に報告する。
その上でタイミングを見て、会社や上司に電話でしっかりと状況を伝える。
その方がベターだと言えます。
例えばこういったことも、しっかりと腹におちるまで言い聞かせることが大事です。
そもそも「常識がない」というのは、「常識がある」人間に指導することが可能です。
これは能力というよりも知識を与えてやれば、ある程度の改善が見込めるからです。
単に知らないから常識がないように見える場合もあるからです。
だからこそ、「そんなことも知らないの?」というような態度をとらず、「この人は偶然にもこの常識を知ることできなかったんだ。ようし今日から教えてあげよう!」というような気持ちで優しく接してあげてください。
そうすることで、その人の成長にもつながりますし、あなた自身にも何かしら人生の糧になるはずです。
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