説得の心理技術を使い自発的な行動を生むリーダの心得

社内でもリーダーという立場に立ったのであれば…
部下に自発的に動いてもらうのが成果を上げるうえでは欠かせませんよね。

ただ、どうすれば部下が自発的に動いてくれるのでしょうか。
その一つの方法として「説得」があります…
もちろん説得にも様々な形があるのですが。




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説得の心理技術を使い、自発的な行動を生む


現代のリーダーシップの大きな狙いは、自主性・自発性の促進にあります。
これには何としても、受身ではなく、積極的な納得ずくの行動でなければいけません。

もし、説得してもらえなければどうしたらよいのでしょうか。
これについて、あるすぐれたリーダーは「説得に次ぐ説得あるのみ」と言いました。
いわゆる「押してもダメなら引いてみな」であり、大手がダメなら搦手でいく、東京がダメなら名古屋があるさといった具合で、
あの手この手、秘術をつくして説得するのです。

このリーダーの熱意が、メンバーあるいはパートナーを動かし、変えていきます。

このあと述べていくように、これからの組織には、各人の最大限の自主性を重視したダイナミックさが必要で、命令されたことだけをやるというやり方では、時代の要請に応えられなくなるでしょう。

そのために、自主性・自発性をきわめて重視して、説得に力を注ぐのです。

本当に納得した時、自主的・自発的な工夫をこらした積極的な行動が生まれてくるし、命令による服従より、はるかに質の高い成果も生まれてくるのです。

説得といっても、本物とまがいものとがあります。
そのタイプをいくつかあげてみると次のようになります。

①威嚇的説得・・・・・いわゆるおどしである
②利益的説得・・・・・餌で釣ろうとする
③感情的説得・・・・・いわゆる泣き落しである
④論理的説得・・・・・理屈で追い詰める

以上は説得とはいいながら、ほんものとはいいがたいものです。

本当の説得は、⑤心理的説得と呼ばれるもので、次のような三つのステップをふみます。

ア)まず、相手のいい分を十分に聞く。
イ)その上で、こちらからやってもらいたいことを順々に話す。
ウ)しかし、イ)は八分目で終え、あとは本人の自主性に訴える。

つまり、本人の自尊心を尊重して自己判断の余地を与えるから納得し、自発的な行動が生まれてくるのです。

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