「プロセスよりも結果が大事でありそれがすべて」の訳とは?

あなたは「プロの自覚」を持って日々仕事に励んでいますか?
悪い結果に終わってしまったけれど、一生懸命努力はしたし、結果だけが全てではない!と思ったことはありませんか?

今回は「プロの自覚」を持つことの大切さ、自分がどれだけ努力したと思っていても結果が全てものを言うと言うことについて触れていきます。




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プロセスよりも結果が大事でありすべてである訳とは?


あなたが会社から給料をもらって仕事をしている以上、あなたは「プロフェッショナル」、つまり「プロのビジネスパーソン」です。
しかし、日本のビジネスパーソンを見ていると、「プロの誇り」を持っている人は多いのですが、「プロの自覚」をあわせ持っている人は少ないようです。

プロである限り、あなたは「結果」を出すことをつねに求められています。
あなたが出した「結果」によって、あなたはつねに評価されます。
結果以外の何かによって評価されることは決して許されません。

この厳然たる原理原則を、あなたは本当の意味で理解できているでしょうか。
結果にはつながらなかったけれど、毎日頑張って残業して働いた?…

残業するということは要するに、就業時間内に自分のノルマを終えることができていないということ。
プロとしてあるまじきことです。

仕事をきちんと管理し、「デッドライン」を決めて時間内に終わらせ、結果に結びつけていくことができなければ、会社に対する社員としての役割を果たしたことにはなりません。

そうはいうものの、「結果」ばかりでなく、「プロセス」にも目を向けるべきではないか…
それは違います。
「結果につながらないプロセス」は意味がありません。
逆に正しいプロセスを踏んでいれば、必ず結果は出ます。

結果が出なかったということは、プロセスが間違っていた、ということです。
また、仕事が最終段階に至るまでに、「マイルストーン」を置いてこまめにチェックしたり、起こった小さなミスの数々をその都度修正したりすることを怠って、問題を放置していた、ということです。

結果につながらなかったプロセスに客観的な目を向けてみてください。
見つかるのは欠点や失敗、手抜きばかりのはずです。

そもそも会社の目標設定に無理があったのではないか?…
そんな言い訳をする人もいます。
しかし、一度仕事を引き受けた以上、プロであるあなたがそんな女々しいことをいってはいけません。
どんな仕事であれ、その結果は、あくまでも自己責任です。

自分を取り巻く環境や、与えられた条件について、一切文句をいわない。
与えられた条件の中で、最大限の結果を出すために試行錯誤する。

結果だけで判断されることに、潔く納得できる。
それがプロのあるべき姿です。
結果を出せなかったことを棚に上げて、「今月はこれだけ残業しました」「自分はこんなに努力しました」などと平気で言い訳する人がいます。
それがどんなに恥ずかしいことかを知らないのでしょう。

努力しているのはあなただけではありません。
誰もが努力しています。
そして、結果を出す人は間違いなく、結果を出せない人の何倍も、何十倍も努力しています。

努力と一言でいっても、そのレベルには雲泥の差があるのです。
「千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす」

これは剣豪·宮本武蔵の言葉です。
鍛錬…
つまり努力することに「もう十分」ということはない、ということでしょう。
まさにその通りだと思います。

結果はどうあれ、汗水たらして、黙々と努力している自分を認めてほしい。
そんな甘えは捨ててください。
甘えがある人は、思い通りにいかなかったとき簡単にくじけてしまいがちです。

仕事は「やる」だけです。
そして、その過程では、ただ「頑張ってみる」「努力してみる」だけでは足らず、どうすればやり遂げられるか、ということだけをひたすら追求すべきなのです。

そして結果を出すだけです。
これこそ部下の持つべきフォロワーシップの精神であり、それを部下にさせることが、上司のリーダーシップなのです。

先にも紹介した、アメリカ合衆国でもっとも古く、由緒正しい士官学校であるウエスト·ポイント陸軍士官学校の教官が書いた本には、「フォロワーシップとは、上司からいわれたことを100パーセントやり遂げることである」と、明確に書かれています。
そういった上下関係が築けなければ、上司はトップダウンで仕事を部下に任せることができなくなり、組織が有効に稼働しなくなってしまいます。

また、上司がリーダーシップを満足に発揮できないということは、部下もリーダーシップを習えないということです。
やり遂げることが困難であると初めからわかっていても、「結果を見てください」ときっぱりいえる人が、頭角を現すのです。

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