やりたい事があり、計画を立てることまではできても、なかなか始められない、という人。
何をやっても続けられない、という人。
逆に、最後まで諦めずにやり遂げようとする人。
この2つのタイプの違いとは何なのでしょうか。
これらの違いを見ていく上で、なかなか続けられない…という悩みを抱えている人には、ある共通する意外な思い込みがありました…
Sponsored Links
何事も続けられないという人はこの思い込みが原因?!
何事も、なかなか始められない、続ける事ができない…という人達には、無意識に、ある思い込みが存在しているようです。
それは「やればできる」という思い込みです。
勉強もダイエットも、その気になればすぐにできる。
いまは気分が乗らないだけで、自分もいざとなったらやるし、やればできるんだ。
実は心のどこかでこうした思いを抱いている方が多いのです。
一見すると前向きな態度のようにも思えますが、これはかなり危なっかしい考えだと言わざるをえません。
「やればできる」と考えているなまけものは、自分の能力に過度な自信を持っているせいで、ほとんど工夫を考えません。
なにかを新しく始めることになった場合も、あくまで正攻法で臨(のぞ)もうとします。
ところが、根がなまけものなので、正攻法ではほとんどうまくいきません。
正攻法に求められるような努力も嫌いだし、意志も強くないからです。
おそらく「やればできる」と思って始めた勉強やダイエットの大半は、失敗のうちに終わってしまうでしょう。
そして、こんな失敗をくり返していると、頭の中で「なにかをやる→失敗する→嫌な思いをして自己嫌悪に陥る」という回路ができあがります。
その結果、自信もなくなって以前にも増して腰が重くなり、ずるずると「始められない」堕落型のなまけものになっていきます。
まさに負のサイクルです。
一方、続けられる人はどうなのか?
そのような人達は、出発点が「自分はなまけものなんだ」という気持ちから始まります。
彼らは、自分が正攻法で臨んでも簡単にギブアップしてしまうことがわかっているので、なんらかの工夫を考えます。
そして工夫によって結果が出ると、大きな達成感や喜びを得ることができます。
こうなると、次からはますます工夫しようという気になり、頭の中で「工夫する→結果が出る→嬉しい」という回路ができあがっていきます。
いつの間にか、工夫することがクセになっていくのです。
この両者の違いは、それが「加点思考」なのか「減点思考」なのか、という視点で考えるといいでしょう。
出発点が「やればできる」の人は、最初から自分に100点満点をつけています。
そのため工夫もしませんし、これといった対策も講じません。
そして失敗するたびに自己評価を減点していくことになるのです。
これに対して「自分はなまけものなんだ」と思っている人のアプローチは、まったく逆になります。
最初に「なまけもの」という低めの点をつけることで、工夫しようという気も起きるし、必要な情報を集めるなどの準備作業を怠らなくなります。
そして結果を出すたびに得点を加算して、工夫のクセをつけ、自己評価をどんどん高めていくのです。
何を始めるにも、最初は自己評価を高く持たず、低く持つ事から始める事がこの先のあなたの人生を変えていきます。
Sponsored Links
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。